2016年08月07日

薬は病気を治さない

  日本人ほど薬好きで、薬に対する警戒心の薄い民族はいません。医療費の高いアメリカでは風邪では抗生物質は処方されません。

  欧米では、一度の受診で処方されるのは1錠のみの「1剤処方」が基本。

  ひるがえって日本では、5錠以上の処方が当たり前。窓口の自己負担額が一割になる75歳以上の高齢者は10剤以上も当たり前。

   クリフトン・ミーダーの書いた名著には  

  「薬の数が増えれば増えるほど、副作用のリスクは加速度的に増す」「4剤以上も飲まされている患者は、医学の知識がおよばなくなる」

  と言います。

  薬の乱用は、人の健康を脅かし、国の財政を不幸に導く。と言います


 【 その1錠が脳をダメにする − それでも薬を飲みますか? 】 






2014年08月03日

いじめられている君へ − 死にたくなった時にどうするか (19)

 「 人生は学校の外にも 」 アルピニスト、野口健

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 一日に約3千人の視聴者の皆さまに読んで頂いているこのブログは、単なるブログではなく、
 『 社会の公器 』 として広く社会を活気づけ、ビジネスマン、学生さんにとって刺激や競争力の根源になる 『 無料のインフラ 』 にしようという目標があります。

 インターネットで語句検索されてこのブログにたどり着かれる方がたには、 ”自殺” や ”死” などの語句から検索してたどり着かれるケースも増えています。

 学校でいじめられ、悩んでいる子供に聞いてほしいお話を紹介します。連載記事はカテゴリー欄からご覧になれます。

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 いじめはいつの時代にもあります。けっしてなくならないでしょう。なぜいじめられるのかを考えても、なっとくできる理由が見つからない。いじめとは、そういうものだと思います。

 私は小学校低学年のころ、いじめられました。母親が外国人なので、見た目がほかの子と違う。きっかけは、それだけでした。苦しい、つらい気持ちはずっと続きました。このままではだめだ。人生を変えたい。そう思っていました。

 私が変わったのは、山に出会ってからです。登山家の本を読んであこがれ、あぶないからと反対する父を説得して、高校生から始めました。

 山は本当に危険です。19歳のとき、先輩が300メートル滑落し、亡くなりました。これまでに19人の仲間を失っています。私もヒマラヤで雪崩にあうなどしました。死をとてもみぢかに感じました。

 でも死に近づけば近づくほど、生きたいと思う自分に気づいた。生き物はみんな、生きることに精いっぱいです。山に登ると、人間も同じだとわかって、それまでの悩みが、とても小さなことのように思えました。

 私はみなさんにも山に登れと言っているのではありません。人生は学校の中だけではないということをわかって欲しかったのです。私にとって山がそうであったように、みなさんにも自分を変えるきっかけになるものが必ずあります。

 まず、なやみを誰かに話してみることです。友だちでも大人でも。けっして一人でなやむだけでは解決しません。いじめのように人間は人間を傷つけることがあります。でも人間を助けるのもまた、人間しかいない。それも登山で学んだ大切なことです。

 (引用: いじめられている君へ いじめている君へ ― 朝日新聞社編 ) 

 

2014年04月26日

いじめられている君へ − 死にたくなったときにどうするか (18)

 「大きな夢が支えてくれる」 
 漫画家、松本零士

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 あなたはいじめられて悔しい思いをしているだろう。涙を流しているかもしれない。その涙は恥ではない。有史以来の英雄もどんな人でも、泣いたことのない人など、ひとりもいないはずだ。絶望しないでほしい。いつか笑う日がくることを信じてほしい。

 あなたの人生ははじまったばかりだ。目の前には、時間と言う宝物がある。無限大の可能性がある。未来は両手を広げてあなたを待っている。

 人はみんな何かを成し遂げるために生まれてくる。それぞれ果たすべき役割がある。

 自分は何のために生まれてきたのか。それはいまわからなくてもいい。でも、必ずわかるときが来るのだ。いずれ、自分はこうなりたいという夢が見えてくるんだ。

 それが、どんなに大きな夢でも恥ずかしがることはない。夢は、大きければ大きいほどよい。年をとればとるほど、夢は縮(ちぢんで)いく。だから夢の土台は大きくかまえなければいけない。

 あざけられたり、ひやかされたりしてもかまわない。いちど見つければ、あとは夢があなたを支えてくれる。だれに何かを言われても気にしなくていい。大人には時間がない。あなたにはある。なにより自分の人生は自分で決めるべきものだ。

 さびしくなったら、ひとりぼっちではないことを思い出してほしい。お父さんとお母さんがいたから、あなたがいる。お父さんとお母さんも、そのお父さんとお母さんも、そのお父さんとお母さんがいたから、生まれてきた。

 あなたの体の中には、ものすごい数の先祖代々の思いと夢がつまっている。あなたは、それほど多くのものを受け継いでいる、とても大切な人間なのです。

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 1938年、 福岡県生まれ。小学生のころから漫画を描き始め、雑誌 「漫画少年」 の新人王に入選して漫画家デビュー。「宇宙戦艦ヤマト」 「銀河鉄道999」 など大人気の作品をつぎつぎと生み出してきた。

 (引用: いじめられている君へ、いじめている君へ)


2014年01月18日

いじめられている君へ − 死にたくなったときにどうするか (17)

「立ち向かわなくてもいい」 
 松井秀喜、大リーガー
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 君は、無理して立ち向かわなくていいんだ。学校やクラスにいても楽しくない。仲間にうまく入れない。それなら、それで、別にいいんじゃないかな。だれかがつくった世界に君が入らなければならない、ということはないんだよ。

  それより、君には、居心地のいい場所で、自分の好きなことに夢中になってほしい。何かに没頭することによって、いやなことが気にならなくなることって、あると思うんだ。逃げるんじゃない。自分から好きな世界を選ぶんだ。その中で同じ夢を持った友達に出会うこともあるだろう。新しい仲間ができるかもしれない。

 ぼくは小さいころ、体が大きいだけでなく、太っていた。それを悪く言う友達がいたかもしれない。ぼくはまったく気にならないタイプだからコンプレックスを感じることもなく、ただ大好きな野球に没頭していた。そのうちに、自然と体も絞れてきた。

 もちろんいい仲間とも、たくさんめぐり合うことができた。
  
 だから君にも大好きなことを見つけ、自分の夢を持ってほしいんだ。スポーツが好きな人もいれば、音楽が好きな人もいるだろう。何かを書いたり、つくったり。見ることでもいい。どんなことでもいいんだ。大好きなものに出会えたら、それを大切にしてほしい。

 君をいじめている人がいるとしたら、その人もきっとつまらない気持ちでいると思う。だって、人をいじめることが夢なんて人はいないからね。いじめは夢の遠回りなんだ。その人にも、自分の夢を早く見つけてほしいと言いたい。後悔するような時間は、短い方がいいからね。

 だから、いま君が立ち向かうことはないんだ。

 (引用: いじめられている君へ、いじめている君へ)


2013年10月28日

いじめられている君へ − 死にたくなったときにどうするか (16) 

「自殺すること禁じます」 
- 作家、石田衣良

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これからほんとうのことだけ書きます。ぎりぎりに追い込まれた人には、理想やなぐさめより真実のほうが救いになることがあるからです。


日本ではすべての集団でいじめがあります。教室だけでなく、職員室でもPTAでも変わりありません。学校を管轄(かんかつ)する文部科学省でも、教育基本法を審議(しんぎ)する国会でも、いじめはきっとあることでしょう。

連日いじめキャンペーンを張っているメディアでも変わりません。テレビ局にも出版社にも、いじめは絶対ある。それを客観的に認められない人は、記者としての適性を欠くくらいです。

だれもがいけないといういじめがなくなる気配はありません。あなたは、今日もいじめられるとわかっていながら学校にむかわなければならない。とてもつらいことでしょう。

僕にはなにも、あなたにできません。すごくくやしくて情けないけど、なにもしてあげられないのです。ただ僕はあなたが自殺することは禁じます。あなたはあなただけでなく、たくさんの人の思いを受けて生きている。お父さんもお母さんも兄弟の思いも。

未来のあなたにも責任がある。いつか将来、あなたには、家族ができて、かわいい子供ができるかもしれないが、その子も生まれなくなってしまう。

今の状況はきびしいかもしれません。でも、永遠(えいえん)にはこれはつづきません。これは、一時的なものなのです。過ぎていくものです。

むかし、ニーチェというおかしな哲学者がいました。
「あなたを殺さないものは、あなたを強くする。」 強くなってください。まわりの正しいオトナたちより、もっと大人になってください。

死んだふりをして、苦しい時間を生きのびてください。そして、いつか、笑いながら光の中を歩いて下さい。あなたが生きていることが、きっとだれかの力になるのです。その日は、必ずやってきますよ。

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 石田衣良 − 1960年、東京都生まれ。広告制作会社に勤務した後、コピーライターとして活躍。1997年、『池袋ウェストゲートパーク』 で作家デビュー。2003年 『4TEEN』 で直木賞受賞。その後も、みずみずしい感性と洗練された文章で巧みに現代を描く作品を精力的に発表している。



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2013年09月15日

いじめられている君へ − 死にたくなった時にどうするか (15)

いじめられている君へ 

 「家族は最高の味方だよ」
 − プロゴルファー 横峰さくら


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 いまは元気いっぱいのプロゴルファーに見えると思いますが、これでも私、いじめられっ子だったんです。いじめられたのは、小学校4年生のころ。毎週月曜日に学校を休むようになったことがきっかけです。

 8歳からゴルフをはじめましたが、うまくなるには実際のゴルフ場を回るラウンド練習が欠かせない。そこで父が、土、日曜日に比べるとゴルフ代が安い月曜日を 「ゴルフの日」 と決めて、学校を休ませるようにしたのです。

 それからです。男の子5,6人が 
「なんでお前だけ休むんだ。ズルい。」 と言い出し、ことあるごとに意地悪するんです。

 「私が何か悪いことをしたのかなあ」 と悩みましたが、答えは見つかりませんでした。学校に行くのがいやで、いやで。

 子供の頃の私は、必要最低限のこと以外はしゃべらないほど無口だったのですが、さらに口数が減り、暗くなりました。この異変にきづいたのが二人の姉でした。問われるままに学校に行きたくない理由を話しました。

 これが、姉から母、母から父に伝わり、父が学校に乗り込んでいきました。いじめた男の子を呼び出して、 「女の子一人を寄ってたかっていじめるなんて。こんど、いじめたら、ただではおかない」。

 このけんまくに恐れをなしたのか、いじめはなくなりました。

 この件でわかったのが、 「話すこと」 の大切さです。私は姉に話したとたん、心がすっと軽くなったのをおぼえています。話したおかげで、その後、いじめの解決にもつながりました。

 兄弟もお父さんもお母さんも、家族はあなたの最高の味方です。信じて、まず話してみようよ。

 ( 引用: 「いじめられている君へ いじめている君へ」 ) 


2013年07月15日

いじめられている君へ − 死にたくなったときにどうするか (14)

いじめられている君へ 

 「死なないで、逃げて逃げて!」
 劇作家・演出家 鴻上尚史
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 あなたが今、いじめられているのなら、今日、学校に行かなくてもいいのです。あなたに、まず、してほしいのは、学校から逃げることです。学校に行かない自分をせめる必要はありません。大人だって、会社がいやになったら、会社から逃げて転職しているのですから。

 次にあなたにしてほしいのは、絶対に死なないことです。

 そのために、自分がどんなにひどくいじめられているか、周りにアピールしましょう。思い切って 「遺書」 を書き、台所のテーブルにおいて、外出しましょう。学校に行かず、1日ぶらぶらして、大人に心配をかけましょう。そして、死にきれなかったと家に戻るのです。

 それでも、あなたの親があなたを無視するのなら、学校あてに送りましょう。あなたをいじめている人の名前と、あなたの名前を書いて送るのです。

 はずかしがることはありません。その学校から、ちゃんと逃げるために、「遺書」を送るのです。死んでも、安らぎはありません。死んでも、いじめたやつらは、絶対に反省しません。

 あなたは 「遺書」を書くことで、死なないで逃げるのです。だいじょうぶ。この世の中は、あなたが思うより、ずっと広いのですから。

 あなたが安心して生活できる場所が、絶対にあります。それは、小さな村か南の島かもしれませんが、きっとあります。僕は、南の島でなんとか生きのびた小学生を何人も見てきました。どうか、勇気をもって逃げて下さい。

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 鴻上尚史 − 1958年、愛媛県生まれ。大学在学中に劇団 「第三舞台」 を結成。ギャグを交えた 「身体と言語で遊戯する演劇」 で現代人の孤独な心を表現し、評価される。映画監督、エッセイストとしても知られる。現在は KOKAMI@network を主宰。


( 引用: 『 いじめられている君へ いじめている君へ 』 )

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2013年04月28日

いじめられている君へ − 死にたくなったときにどうするか (13)

いじめられている君へ 
“自分をささえる足の声、聞いて”  − 作家、高史明

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 ぼくだけは
ぜったいにしなない
なぜならば
ぼくは
じぶんじしんだから


 31年前、ひとり息子の真史は、人知れず詩を書きためた手帳の最後にこう書いて、自死しました。12歳でした。

 「なぜ?」 という自問をくりかえしながら、息子が残した詩を妻とともに
『ぼくは12歳』 という詩集にまとめました。読者から多くの手紙が届き、訪ねてくる中高生も後を絶ちませんでした。

 ある日、玄関先にあらわれた女子中学生は、見るからに落ち込んだ様子でした。
「死にたいって、君のどこが言っているんだい。ここかい?」

 と頭を指すと、こくりとうなずきます。私はとっさに言葉をついでいました。

 でも、君が死ねば頭だけじゃなく、その手も足もぜんぶ死ぬ。まず手をひらいて相談しなきゃ。君はふだんは見えない足の裏で支えられて立っている。足の裏をよく洗って相談してみなさい。

 数ヵ月後、彼女からの手紙には大きく足の裏の線が描かれ、
「 足の裏の声が聞こえてくるまで、歩くことにしました。 」 と書かれてありました。
 
 思えば、真史が最後までこだわった 「じぶんじしん」 とは、足の裏で支えられた自分ではなかった。そのことに気づかせてあげていれば。。。。

 彼も学校でいじめなどのトラブルにあっていました。いじめは許されない。しかし、それと向き合うことで、人は今より強い自分になれます。

 命は一つだから大切なのではなく、君が家族や友人たちと、その足がふみしめる大地でつながっている存在だから貴重なのです。切羽つまった時こそ、足の裏の声に耳を傾けてみてください。

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 1932年、山口県生まれ。在日朝鮮人として、子供時代から貧しさと差別の中で生きてきた。1971年、 『夜がときの歩みを暗くするとき』 で作家となる。長男の死を契機に親鸞の思想と出会い、思索を深める。『少年の闇』 『生きることの意味』 ほか著書多数。

( 引用: 『 いじめられている君へ いじめている君へ 』 )

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高史明(コサミョン)の言葉―いのちは自分のものではない (「生きる言葉」シリーズ)

2013年03月21日

死にたくなった時にどうするか (12) いじめられている君へ

いじめられている君へ 
「 すばらしい瞬間は必ず来る 」  − 児童文学者、あさのあつこ

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 「おれはおまえの文章が好きだ。才能があるぞ。」
中学校のとき、先生は私の作文をそんなふうにほめてくれました。作文の内容は忘れましたが、先生の言葉の内容だけはよく覚えています。

 何となく 「もの書き」 になりたいと思っていた私は、 「夢を捨てなくていいんだ」 と、自身をもつことができました。

 そのころの私は、勉強も運動も真ん中の下くらい。 「 ほかの人とちがう人でありたい。 」 と考えているのに、 「 ちがいを出すにはどうすればいいの 」 と迷ってもいました。

 「 あまりちがいすぎてもこわいな 」 とも思っていて、 「 だれか答えを教えて 」 という気持ちでした。先生がほめてくれたのは、そんなときです。

もし前日に私がいなくなっていたら、こんなにすばらしい瞬間に出会えませんでした。こうした瞬間が来るのは明日かもしれないし、10年後かもしれません。それは誰にもわからないことです。

 でも、君たちより何十年も長く生きてきた大人として、これだけは言えます。 
「 すばらしい瞬間は必ず来ます 」 

中学野球が舞台の小説 『 バッテリー 』 を読んだ若者から手紙をたくさん受け取りました。 「 元気が出た 」 「 明日、学校へ行ってみます。 」 そんな手紙を受け取ると、 「 自分がだれかを支えている 」 と、とても誇らしく感じます。

「 もし私がいなかったら、その人を元気づけるものがひとつ減っていた 」 と。

人は生きていれば必ず、だれかに支えられるだけでなく、だれかを支えています。もし、あなたがいなくなれば、あなたに支えられるはずだった大勢の人を悲しませることになる。それだけは、どうか信じてくださいね。

( 引用: 『 いじめられている君へ いじめている君へ 』 )

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 あさのあつこ
1954年、岡山県生まれ。小学校講師を経て作家となる。地方の中学校野球部を舞台に個性あふれる生徒たちが登場する青春小説 『バッテリー』 がベストセラーになるなど、さわやかな物語が若者たちの注目を集めている。




2013年01月13日

死にたくなった時にどうするか (10)

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 失業が増え、就職や進学も難しくなるなか、絶望に瀕して悩み伏せっておられる方がたがいかに多いかという現実を感じます。

 そんな中、最悪の選択を思いとどまるための話を連載しています。過去記事はカテゴリーからご覧ください。

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 「 死ぬことに意味はないけど、生きることには意味がある。
この苦難の先に何があるのか、見てやろう 」


 − 東京大学先端科学技術研究センター教授、福島智氏の言葉。全盲、全ろうとなり、絶望の淵に立ったときに考えた言葉。

 幼年期の遊びざかりに失明、思春期の最も多感な時期に失聴した東京大先端科学技術研究センター教授、福島智さんは、母の令子さん(79)が考案した指点字でコミュニケーション手段を見いだした。

 持ち前のユーモアと探求心を支えに、障害が障壁とならず、基本的人権が守られる社会の実現に向け、苦難の人生を切り開いている。

 病気のため、3歳で右目、9歳で左目をそれぞれ失明しました。右耳は中学生の頃に聞こえなくなり、左耳も18歳になったばかりの昭和56年1月から3月までの3カ月間に急速に悪くなり、完全に聞こえなくなりました。

 だんだんと聞こえなくなるプロセスは「世界が遠のき、自分が透明に、幽霊になっていくような」感覚です。3カ月間の恐怖は、今でも強いトラウマになっています。

 テレビを例にすると分かりやすい。画面が消えても音がすれば何が起きているのかが分かる。音がなくても画面が映ればスポーツ番組などの内容はほぼつかめる。でも、画面も音もないと、何もない。

 地層の底、穴の底に落ちこんだ私は、誰とも話をする気が無くなった。ですが、母が考案した指点字という方法で救い出されました。

 《 指点字は、読み手の左右3本ずつの指を、点字タイプライターキーに見立てて指で点字を打ち、会話する 》

 「これでなんとかやっていけるかな」と、4月に盲学校の寄宿舎に戻りました。ところが、また「谷」に落ちる。あいさつして「がんばれ」と言われた後、その後が続かない。誰かが積極的に話し掛けない限り、私は完全に孤立してしまうのです。

 孤独というのは1人で部屋にいることではなく、みんなと一緒にいるのにコミュニケーションが取れないことだと痛感しました。その後、周囲の状況や会話も含めて通訳してくれる人が現れ、救われた。もし、あのままだったら、私は精神的に完全に死んでいたと思います。

 《 指点字通訳者は盲(もう)ろう者にとっての命綱。スキューバダイビングをするときのエアタンクだ。福島さんの勉強や日常生活をサポートする通訳ボランティアグループの活動は国の盲ろう者通訳派遣事業のモデルになり、その後の全国的な事業へとつながった 》

 ただ、「死のう」と思ったことはないのです。耳が聞こえなくなる過程で、芥川龍之介の『歯車』という短編小説を読んだ。主人公の自殺を強く示唆する結末で、読んでいるだけで暗くなる。でも、逆に私は 『死なないことにしよう』 と思えた。 

 『 死ぬことに意味はないけど、生きることには意味がある。この苦難の先に何があるのか、見てやろう。  』と。

 その後も山あり谷あり。今も不安はあります。私のミッション(使命)を果たせるだろうか、という不安です。日本とアジアの盲ろう者福祉を広げ、自立と社会参加を促したい。だんだんと責任が大きくなり、しんどいなと思うこともある。

 盲ろう者が抱える大きな困難は「コミュニケーションを取ること」「情報を得ること」「移動すること」です。

 世界中から病気やけが、障害を根絶することはできないが、社会で生きていくうえでの困難を軽くすることはできる。それは人の善意や優しさに頼る問題ではなく、基本的人権の問題。病気になっても障害を持っても、やっていける社会は誰もが幸福に生きていける社会です。

 普段の生活ですか? そこいらのオヤジと変わりませんよ。休日は本を読んだり、ワインを飲んだり…。
作家では北方謙三さんが好きです。北方さんが描く世界は、男も女も筋を通して生きている。そんな生き方に、あこがれますね。

 ( 引用: 産経新聞 ) 

 【プロフィル】福島智(ふくしま・さとし) 昭和37年、神戸市生まれ。全盲ろう者。昭和58年、東京都立大(現・首都大学東京)に合格し、盲ろう者として初の大学進学を果たす。障害学・バリアフリー論などの研究を続け、金沢大助教授などを経て、平成20年から現職。全国盲ろう者協会理事、世界盲ろう者連盟アジア地域代表。著書に『盲ろう者として生きて』(明石書店)、『生きるって人とつながることだ!』(素朴社)など。

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2012年06月10日

死にたくなった時にどうするか (9)

 「 乗り越えられない試練は無い。神様は乗り越えられない試練は与えない 」
 − 村治桂織、ギタリスト

 今をときめくギタリストの村治桂織さんは、中学生の時に激しいいじめに遭い、悩んでいたそうです。そんなとき、聖書から学んだこの言葉に勇気づけられ、復活を決意されたそうです。

 この連載シリーズは、落ち込んだ時、凹んだ時にすっと心に入って勇気を与えてくれる言葉や話を紹介していきます。毎日を峻烈 ( しゅんれつ )に、必死に生きている人ほど壁にぶつかり、悩み、絶望に打ちひしがれます。

 それでも、生きていく価値はあると思います。頑張っている自分をほめてあげましょう。たとえつらい時はあっても、だれにでもつらい時はあります。そもそも、人生のほとんどはつらい時だと悟れば、どんな苦境にだって耐えていけると思います。

 そして、それは一過性のものだったと、あとから気付くことも多いものです。どんな台風もいつかは去ります。
 

 【 世界の名言100選 】




 

2012年03月12日

失われた命をしのんで

 東日本大震災から1年たった今日、2時46分には日本国民全員が黙とうをささげるというので、静かな場所を選びたかったのだが、うまくいかず、ガソリンスタンドで東の空に向かって給油しながら黙とうした。

 震災後に亡くなった方まで含めて20,000人という数は、驚くべき数だ。

 多くの報道記事を見ていちばん心が痛むのは、若くして亡くなった子供たちの命。小・中・高校生まで入れると、1000人を超える子供が亡くなったという。

 これから学園生活を楽しみ、友達や親や親せきから愛されて青春時代を送り、好きな部活やサークルで楽しい時間を過ごし、将来に向かって切磋琢磨して自分の夢に向かって努力し、やがて好きな異性と結婚し、可愛い赤ちゃんを育てて、新しい家族とともに充実した人生を送る。

 誰もが手に入れられるそんな当たり前の幸せが、未曽有の地震と津波によって一瞬にして失われてしまった若い命。

 残酷なことだが、亡くなった命は、どんなに泣いても叫んでも、祈っても、戻ってくることはない。

 ” どうすれば亡くなった命をこの社会で生かせるのだろうか? ” 
そんなことを考えながら一日を過ごした。

 我々にできることは、亡くなった命をしのんで、残された私たちが、彼らの魂が再び生を得てこの国に戻ってきたときに備えて、豊かで、理想的な国や社会を作っておくことだと思う。

 生きたくても生きられなかった者たちの分まで、2人分でも3人分でも、残された人間は一途に、がむしゃらに生きるべきではないだろうか。

 私たちはいつも、ささいなことで腹をたて、失望し、不満をもち、周囲にあたり散らし、謙虚にしていればよいところでエゴを出す。自分も含めて。

 若くして天から強制的に命を閉じられた運命を想えば、私たちの苦労などどれほどのものだろうか?

 失われた命を無駄にしないためには、私たちは今、何をすべきだろうか?

 ” 失われた命を決して無駄にすることなく、残された私たちがベストを尽くしました ” 

 と胸を張って言えるためには、一人一人は何をすべきだろうか?

 やがて生まれてくる子供たちやその先の世代が豊かで、一人一人が幸せに暮らせる社会を創ることではないだろうか。

 そんな日本を実現するためには、私たちは少々の逆境に音を吐くこともせず、ひたすら理想を信じて、自分の信じる豊かで素晴らしい社会を実現させる努力をすべきだ、と思った。

 いつかまた、遠い未来かもしれないけれども、再び生を得てこの国に戻ってくる新しい命に対してできることではないか。そんな気持ちを新たにして、3月11日を過ごした。

2011年12月10日

死にたくなった時にどうするか (7)

 連日、2千人の視聴者の皆さまに読んで頂いているこのブログは、単に個人の日記やブログではなく、 『 社会の公共財 』 として広く社会を活気づけ、ビジネスマン、学生さんにとって刺激や競争力の根源になる 『 無料のインフラ 』 にしようという目標があります。

 インターネットで語句検索されてこのブログにたどり着かれる方がたには、 ”自殺” や ”死” などの語句から検索してこのブログにたどり着かれるケースも増えています。

 失業が増え、就職や進学も難しくなるなか、絶望に瀕して悩み伏せっておられる方がたがいかに多いかという現実を感じます。

 そんな中、最悪の選択を思いとどまるための助けになるようなお話を連載しています。過去記事はカテゴリーからご覧ください。

 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎


 「道に迷ったら、素直に誰かに相談することです。」

 ”Better to ask the way than go astray."

  astray - 道に迷う、方向を見失う

 年間の自殺者が交通事故死者よりも数倍多くなった現在、私生活の悩みや借金の悩み、人間関係上の悩みや失業などで悩みふせる人は多い。
 
 なぜ死ぬ前に、自分の生まれてきた役割について今一度考えてみないのだろうか? 人は皆、ひとつくらいは天から与えられた特技や魅力があるはずだ。せっかく父母から授かった貴重な命を投げ出して死ぬのはどれほど愚かなことだろうか。

 また、自分よりも人生経験の豊かな人を探して、身近にいる人に素直に心の悩みを打ち明けたらどうだろうか。

 聞くのは一瞬の恥かもしれないが、それによって大きく道が拓けることも多い。

 失業したからといって、生活の道が断たれたと思って自殺する人も多い。長野県の松本市には、職業訓練学校があって、そこの生徒になって通うと、月に20万円の手当がもらえる。それだけあれば、家族の糊口をしのげるだろう。

 そんな知恵も情報も、だれかに相談したり、だれかの本から吸収したりして初めて知ることができる。

 行動を起こしてみよう。

2011年03月20日

死にたくなった時にどうするか (6)  若くして亡くなった者の分まで生きる

 連日、約2千人の視聴者の皆さまに読んで頂いているこのブログは、単に個人の日記やブログではなく、 『 社会の公共財 』 として広く社会を活気づけ、ビジネスマン、学生さんにとって刺激や競争力の根源になる 『 無料のインフラ 』 にしようという目標があります。

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 失業が増え、就職や進学も難しくなるなか、絶望に瀕して悩み伏せっておられる方がたがいかに多いかという現実を感じます。

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 死にたくなった時にどうするか (6) 
 若くして亡くなった者の分まで生きる


 東日本大地震で犠牲になったり、行方不明として生存が絶望視されている人数が2万人に達するだろうとの報道が出て、あまりに大きな被害に驚愕する。

 テレビでは、親子がはなればなれになり、お母さんが行方不明になった小学生の女の子が画面に向かって 「 お母さーん 」 と泣き叫んだり、間一髪で電信柱に登って津波を逃れたおばさんが、
 「 私のすぐ脇を、中学生の男の子が津波に流されていった。まず助からないだろう。 」 と、当時の悲惨な情景を語る。

 2万人という数は尋常ではない。阪神淡路大震災でも6千人である。

 ところが私たちのすぐ脇には、もうひとつ、自殺問題という現実があり、こちらの方は恒常的に、年間3万3千人が自死するという、放ってはおけない現状があるのだ。

 経済問題や失業、就職問題、会社での人間関係やパワハラ、過労、いじめなど、いろいろな問題があるのは避けられないのだが、それでも、自殺だけは選んではいけない。

 両親からさずかった私たちの命は尊いもので、決して自分たちで自ら命を閉じてしまうべきではない。

 津波に流されていった中学生の男の子は、つい2週間前までは、誰もがそうしてきたように、家庭で愛情をかけられて育ち、学校で勉強やスポーツに挑戦し、友だち関係を楽しみ、部活に入って好きなことを毎日しながら、大人になってからの将来に夢をはせる。

 全国どこにでもいる平凡な中学生や、子供たちが、今回の大震災で大勢亡くなっている。
自分から死を選んだのではなく、天から強制的に命を閉じられてしまったのだ。なんと可哀そうなことだろうか。

 僕が命について真剣に考えたのは、乳幼児の息子が二人いた30歳に手が届いた頃のことだ。
子供が生まれてみると、その可愛さと、大きくなるまで育てていかなければならないという責任から、それまでの人生とは全く違った視野が大きく開けて来る。社会に対して、未来に対して。

 1995年にはオウム真理教が横浜の坂本弁護士一家3人を殺し、わずか1歳半の坊やが犠牲になった。この子の母親は、初出産をするまでのあいだに、5回も流産しそうになり、やっとの想いで産んだそうだ。ひょっとしたら、この男の子は我が身に訪れる悲運を、胎内にいたときから気づいていたのかと思った。

 そして、どうしたらこの若い命の死は活かされるのかと考えた。

 阪神淡路大震災から3ヶ月後には、関西学院大の男子学生が、三重県の山奥の村に、同級生で亡くなった男子学生の両親を訪ねて旅したそうだ。

 実家をはなれて遠く兵庫県西宮のアパートで独り暮らしをはじめた学生の命を、ある日突然奪われた親の気持ちはどれほどだったろうか。訪れた学生は、亡くなった同級生の両親に、

 『 僕は彼の分まで2人分の濃い人生を生きます。 』 と誓ったそうだ。

 それからしばらくして、大阪府堺市で、JR阪和線で鉄道事故に遭って亡くなってしまった4歳の男の子がいた。お母さんが次男坊の赤ちゃんをだっこして踏切を渡ったおり、サンダルを線路に落っことしてしまい、4歳の長男がけなげにも、踏切の鳴る中を弟のサンダルを取りに入ったのだ。

 たかだか500円そこそこの弟のサンダルを取りに踏切に入って命を落とした男の子も可哀そうだが、その母親もどれほど可哀そうかと、しばらくずっとこの事故が頭から離れなかった。

 若くして死ななければならない運命をもった命もある。では、どうすればその命は活かされるのか?

 それは結局のところ、生きている私たちが彼らのことを忘れずに、彼らの分まで、一途に、目標を持って必死に生きて、なんらかの形で社会に貢献することでしか、彼らの命はこの世で活かされないのではないかという結論に至った。

 だから、自分から死を選ぶまえに、まず若くして命を閉じなければならなかった可哀そうな若者のことにも考えをはべらそう。そして、新聞を読むときには、経済や政治面だけでなく、社会面にも目を通そう。いろんな社会の断片が見えてくる。

 どうしても死にたくなったら、嫌な会社を辞めて、しばらく次の人生を考えてのんびりすれば良いし、就職先がみつからなくても、当面の生活に必要な金を得るためにコンビニでバイトをして、夜はジョブスキル ( 職務能力 ) を磨くために、自分の興味の向く分野の勉強を必死ですれば良い。そして資格を取った時点で、今度は高く自分を売り込んだらよい。

 語学の得意な人ならば、昼はコンビニでバイトをして、夜は翻訳の仕事をするという方法もある。
要するに、日本に住んでいる以上、選ばなければ収入を得る方法はいくらでもあるのである!

 もしイジメを受けていたら、最悪の手段を取るまえに、転校するなり、学校を辞めてフリースクールを受講するという手もある。そして、10年、20年をかけて社会で大成功をして、金持ちになって、いじめた連中にリベンジを果たす手もある。

 今、自分が直面している苦労はしょせん、一過性のものであり、長い人生のなかからすれば一瞬のフィルムスクリーンのような場面にいるのだ。

 気持ちを転換するだけで、新しい人生に舵を切るほんの少しの勇気を持つだけで、いくらでも新しい展開を切り開けるのだ。

 五体満足で生まれ、不自由なく生きてきた我々とちがい、病気や災害、事故で強制的に命を閉じなくてはならなかった若い命のことにも心をはせてみよう。

 人生は非情で残酷なことが多いが、それでも、若くしてこの世を去らなければならなかった者たちのことを思えば、我々は歯を食いしばってでも生きていくべきではないだろうか。

【 保険シミュレーション・プログラム 海外保険 東京海上日動 】


2011年02月19日

” 意地悪されたときの気持ちの切り替え方 ” 読者からの質問

 金曜日の夜だというのに、昨日に続いて今日も終電近くまでオフィスで仕事に没頭していました。 (泣)

 ブログを拝読して頂いている読者からの質問にお答えします。

 「 嫌な対応をされたり、人から邪険な扱いを受けた時にどうやって気持ちを切り替えますか?」

 という質問です。いつも拝読して下さってありがとうございます。
大小とりまぜてさまざまな嫌がらせから気持ちを切り替える方法を紹介しますね。

 @ 相手の人間のケチぶり、人間の器の小ささを嘲笑してやる。

 先日、フライトアテンダントの女性から、スカッとする気持ちの切り替え方を教わりました。

 機内でえらぶる男性からとても横柄な態度をされ、凹んだそうですが、その隣にすわっていらっしゃった御婦人を見てこう考えたそうです。
 
 「 このご婦人は30年ちかくもこの旦那と連れ添ってこなければいけない可哀想なご婦人だ。それと比べれば、数時間いあわせただけの私は幸せ者だわ! 」 と。

 そう! 何事も嫌なできごとを悲観的に考えずに、良い方に考えることです !

 僕は仕事柄、国内、海外をふくめ、いっしょに働く仲間が凄く多いため、上下、横関係で凹むことが多いのですが、

 「 こんなひどい事を言われても、いつか次に同じような奴が現れたときの対処法を教えてもらった。
人間、死ぬまで勉強だ。ビジネスに役立つ貴重な体験をさせてもらった。 」 


 と、ポジティブに考える癖をつけています。そのせいか、部下からは ” テフロン加工 ( どんな苦境にも挫折しない。打たれ強い。) ” と呼ばれています (笑)。

 A ” 今の嫌な思いは、広大な宇宙からすればどうってことのない、ほんの一瞬の、コップの中のささいな出来事。” と、考える。

 会社の窓から皇居の緑やお堀が眺められます。会社で凹んだときには、キャンティーンから見える都心の狭い空ですが、

 ” この空は遠く北海道やハワイ、カリフォルニア、パリまでつながっている、広大な空だ。” と考えて、コーヒーを飲んでから、仕事に戻ります。ついでに、次の夏休みにハワイ旅行したときのシーンを想像して、気分を切り替えます (笑)。

 B 携帯音楽プレーヤーに入れたダンスミュージックを聞く!

 アース・ウィンド・アンド・ファイヤー の ” Let Your Feelings Show "
 これは凄く元気が出る曲なんですよ! 地球の裏側までスーツひとつで出掛けていき、石油から金鉱山から大胆にビジネスをしかけていく三菱商事の商社マンのテーマソングにプレゼントしたいくらいです。

ジャズトロニックの ” CANNIBAL ROCK "
( ララララ 〜 ラ〜 ラ〜 ラ〜 ♪ と、ジャズとロックの融合した明るい 人生賛歌 と呼んでも良いくらいの名曲ですよ! 僕は ”東京グルメツアーズ” のテーマソングにこれを選ぶでしょう。笑)

 GTS の ” Sky High "  ハウス音楽で、まるでハワイのダイアモンドヘッド上空を小型機で飛行するようなハイな気分になれます !

 シェリル・リンの ” I've Got Faith in You "

この中のどれか1曲を聞いただけで、それまでの憂鬱な思いはどこかに消え去り、わずか5分少々で、素の自分・・・

 ” 首までどっぷりリスクに漬かり、全開バリバリで突っ込んでいく戦闘的な証券業者・ヒデキ !! ” に戻ることができます (笑)。 → ワシはバカか !?

 C ミクロからマクロの自分へと、心の視点切り替え作戦 !

 実はこの話は、来週の ”東京グルメツアーズ” のスピーチで7分話す予定の
 『 理想主義・ ストレスを減らし、熱狂的なヤル気を生み、決して落ち込まない心の魔法 』 に出てくるフレーズです。

 わたしたちは、自分の幸せや、家族の幸せといった、ミクロ (個人生活) の幸せだけを目標に生きているひとたちが90%以上だと思います。  「凡人」 、と呼ばれるひとたちです。

 自分や、自分の家族が生活するだけの月給をかせいでくれば、それで人生おわり。つまり、月給取り 
( サラリーマン ) です。

 僕はビジネスマンでありたいと思っています。

 日本で商売をし、金融業でも交流会でも、ブログを通じて英語教育やMBAの知識を発信することで、ひろく社会を活性化して、刺激を与え、周りの人たちを幸せにし、失業者や就職できずに困っている学生さんを一人でも二人でも救っていくビジネスマン ( = 商人 )。

 つまり、自分の生きるミッション (使命) は、日本のGDPの拡大にあるのです。

 失業問題、就職問題、児童虐待問題、これらは経済が低迷したときに起きてくる問題です。会社の社会貢献活動を年間率いて、気がつきました。

 ボランティアで社会を救うよりも、丸ノ内・大手町のビジネスマンは、自分のタレント ( =才能 )をフルに活かして日本のGDPを拡大し、日本経済を豊かにすることで、失業問題、就職問題、児童虐待問題から多くの人々を救うことができると思うのです。

 だから、どんなに仕事が深夜残業続きでも、僕は ”東京グルメツアーズ!” ( 合コン ) を止めないでしょう。

 若者達を幸せにし、人口を増やすことで、国内経済が拡大するからです。それは、多くの就職に困っている大学生や高校生を救って、自分の希望通りの進路に進む手助けとなるでしょう。

 そんな僕は、壮大な理想を追いかける ”夢の途中” にあると思います。

 それと比べれば、日常に転がっている意地悪も嫌がらせも、どうってことのないチンケな出来事だと思えます。

 どうでしょうか?

 こんな方法で、毎日を ” A Brand New Day ( 毎日やってくる素晴らしく素敵な日々 ) ” だと思えるようになると思います。

 D 「 ありがとう 」 を連発する。

 K1ボクサーからエッセイストに転じた須藤元気さんの著書に 

 ”ノート一杯に 「ありがとう」 という単語を埋め尽くしたら、不思議と心がおおらかで寛大になり、今まで苦労しても見つからなかった嫁さんが、すぐ現れたのでびっくりした。”
 

 ということを書かれています。

 別に科学的な根拠などどこにもないのですが、おそらく自分が日々、感謝の気持ちをもって周りの人と接していれば、不思議と人は自分を敬ってくれるのではないでしょうか?

 これを読んだ日から早速、実践に移し、会社や取引先の人とEメールをするときには、どんなささいなことでも
 ” ありがとうございます。” と、入れるように変えました。たとえこちらが客の立場であったとしてもです。

 すると、2週間ほど経って変化が表れましたよ。

 今まで僕と折り合いの良くなかった人たちと、不思議と友好的な雰囲気になったのです。この非科学的な方法には、正直言って、とても驚きました。

 長々と話しましたが、参考にしていただければ光栄です。








2010年12月25日

死にたくなった時にどうするか (5)

 ”生きている” のではなく、 ”生かされている” という意識を持つ

  連日、約2千人の視聴者の皆さまに読んで頂いているこのブログは、単に個人の日記やブログというレベルを越えて、 『 社会の公共財 』 として広く社会を活気づけ、ビジネスマン、学生さんにとって刺激や競争力の根源になる 『 無料のインフラ 』 にしようという目標があります。

 インターネットで語句検索されてこのブログにたどり着かれる方がたは、 ”外資系” とか ”外資系金融” などの言葉から入って来られるのですが、最近、 ”自殺” や ”死” などの語句から検索してこのブログにたどり着かれるケースも増えています。

 失業が増え、就職や進学も難しくなるなか、絶望に瀕して悩み伏せっておられる方がたがいかに多いかという現実を感じます。

 そんな中、最悪の選択を思いとどまるための助けになるようなお話を連載しています。過去記事はカテゴリーからご覧いただけます。

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 死にたくなった時にどうするか (5) 
”生きている” のではなく、 ”生かされている” という意識を持つ

 人が絶望に瀕するとき、 「 生きていてもしかたが無いや 」
 「 生きていても楽しくないや 」 と考えがちです。

 ところが、この ”生きていても” という発想のとっかかり自体が、自分中心にものごとを考える発端であり、今の自分が楽しいか、つまらないかという、自分が主体の、単一的な価値観をかたちづくる原因ではないでしょうか。

 自分は天から80年の期限付きで、借り物の肉体を持ってこの世に ”生かされている” と思えば、貴重な命をフルに活かし、自分のタレント (才能) を活かして社会のために、日本の豊かさを維持するために最大限貢献しようと思えるのではないでしょうか。

 広い世界を見て下さい。衣食住、すべてにおいて満たされ、遊びも娯楽のツールも完璧に整備された超先進国、日本に生きられるのは、世界全体65億人のなかのわずか1億2千万人で、ほとんどの世界市民は、満足にインフラも整っておらず、一人当たり所得もわずかな生活の中で暮らしています。

 日本に生まれおちた、というだけで、たいへんな幸運に恵まれているのです。少々、お金が足りなかろうが、失業しようが、生きていく方法、( 社会保障や収入機会 ) は探せばいくらでもあります。残念なことに、多くの人は、探しもしていないうちから、絶望しています。もったいないことです。

 もっと複眼的に見て、広い世界を知り、世界の中の日本、日本の中の自分、と下ろして行って、今ここにいる自分の存在意義を考えてみてはどうでしょうか。

 「人はみな、この世に役割を持って生まれてきている」

 という言葉を教える教師がおりました。
落ち込んでどうしようもなくなった場合には、この言葉を是非思い起こしてほしい、とも書かれていました。

 どんな人間だろうと、ひとつくらいは他人と比べて際立った長所や才能を持っている。そしてそれを使って貢献することがまっとうな人生だ、ということです。

 20年ほど前に、NHKの名物アナウンサーの鈴木健二氏が、著作の中で氏の青春時代を過ごした旧制弘前高校のバンカラ学生時代の思い出を述べていました。
 
 博愛主義に満ちた鈴木健二氏は、同級生の男達と身体障害児童の施設にボランティアに通われていたそうです。

 子供たちは、世間からみれば可哀そうな子供たちにしか見えなかったが、鈴木健二氏の眼からすると、

 「 神はどんな人間にでも、必ずひとつは才能を与え下さった」 
と実感したと。

 自閉症で、満足に話すことも読み書きも出来なかった14歳の少女がいたそうです。

 彼女は、世間的には才能にめぐまれなかったかもしれないが、いつも施設の子供たちの洗濯を行い、寒天の青森の冬にも毎朝、手をかじかませながら、洗濯桶を使って働いたそうです。

 そんな14歳の彼女が荒れた手をしながら一日の仕事を終えると、鈴木健二氏は、彼女の冷たい手を懐に入れて温めてあげたそうです。

 ところが、ある寒い晩の夜、彼女は施設の表で車に轢かれて、その短い生涯を閉じてしまいます。

 鈴木氏は天に仰ぎ伏せて泣きじゃくったそうです。

 人はだれもが他人とは違います。持てる才能や境遇、教育からしゃべる言葉まで違いますが、必ず他人と比べて長所、タレント (才能) があります。

 それをまず必死になって探すべきですし、それが分かったら、今度は自分のタレント (才能) をガンガン磨いて、社会のためにフルに使って、周りの人たちや地域、そして日本を豊かにするために使うことが、天から与えられた自分の命のまっとうな使い道ではないでしょうか。

 今のような就職難や失業の多い中でも、収入を得る機会はあります。

 失業保険に生活保護、長野県松本市にある職業訓練学校に入学して就業訓練を積んでいるあいだは、毎月20万円の給与がもらえるという話もあります。
 
 連載記事でも書きましたが、起業したヒデキの友人は、週末を使って駅前にある 「マネキン紹介所 (単発労働、家政婦などの就労あっせん所)」 からスーパーの店頭にある焼き鳥の屋台での仕事を紹介してもらい、家計の足しにしていました。

 また、プライドさえ気にしなければ、コンビニでアルバイトをする道もありますし、昼はバイトをして、夜に翻訳をするといった複合収入を作る道もあります。

 ブログの ”起業のアイデア1000本ノック” でも紹介しましたが、不要家電、自転車などを車のトランクに乗せて郊外にある鉄スクラップヤードに売りに行き、廃棄自転車を20台も持って行けば、2万円の収入になります。

 ほとんどの人は、会社の求人を探して、サラリーマンになる道しか知らないのではないのでしょうか? 不況で求人件数が少なければ、自分で会社を興すという道もあります。

 要は、 ”やるかやらないか”、 度胸ひとつだけです。
最後の1センチぎりぎりまで、必死で努力を積んで、自分の可能性を試してみてはどうでしょうか。

 お金をかせぎ、それを消費にまわせば、自分が使ったお金が飲食、流通、住宅など多様な産業を潤わせ、就業者の雇用に役立ち、日本経済に貢献したことになります。
それは天からもらった自分の命を有効に使ったあかしです。

 条件さえいとわなければ、日本にはお金を稼ぐ道などいくらでもあるのです。真剣に探しさえすれば。 
 
 ”自分の人生が楽しくないから死んでしまおう” と思う前にまず、

 ”自分のために生きるのではなく、人のため、社会のために生きよう”

 と思えば、どれだけヤル気が出て、毎日を活力に満ちた人生が送れるのか、想像してみてはいかがでしょうか。

 「 自分は生きている 」 と思うのではなく、 
 「 自分は生かされている 」 と思うところから、ヤル気は湧きあがって来ると思います。


2010年07月12日

死にたくなったときにどうするか (4)


 連日、数百人の視聴者の皆さまに見て頂いているこのブログは、単に個人の日記や雑記帳というレベルを越えて、 『 社会の公共財 』 として広く社会を活気づけ、ビジネスマン、学生さんにとっての刺激や競争力の根源になる 『 無料のインフラ 』 にしようという目標があります。

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 死にたくなった時にどうするか (4) いつも好奇心を持ちつづける



 「 人生は生きることが大事なのです。いつも好奇心を持ち続けることです。どんな理由があっても、決して人生に背を向けてはいけません 」 
 
 − エレノア・ルーズベルト (ルーズベルト元アメリカ大統領の夫人)

 人は窮地に追いつめられると、考えが一つの方向に固まってしまい、やがてそればかり考えるようになる。

 今までの自分が見向きもしなかった世界に首を突っ込んで眺めて見れば、違う考え方もでき、新しい可能性があることにも気づくこともでき、穴から抜け出すきっかけになるのだが、勤務先と自宅を往復し、外の世界はテレビ番組だけだと、好奇心を養って自分の可能性を広げていくのは難しいだろう。

 ある経営コンサルタントは、 

 ”自分の発想力を磨きたければ、休日に江戸川の土手を10キロ歩いてみなさい。さまざまな景色が視界に入り、土地利用からこれまでにないビジネスの知恵から、頭の中がフル回転を始めて、昨日までとは違った部分に脳みそが活かされます” と述べている。

 普段は降りることのない駅で降りてみて、周辺をタウンウォッチングしてみるだけでも、新たな発見や刺激がある。

 あるいはビジネス書や古今東西の名著にどっぷり浸ってみるのも好奇心を花開かせる手かもしれない。戦国武将の敵をあざむく駆け引きや知恵、古代ローマの統治などには、びっくりするくらいの知恵が隠されている。

 企業の創業者の自伝を読めば、そこにはひとつの例外もなく、彼らが背負った苦労、困難は我々が今直面している程度の苦労ではないことが分かる。

 絶えず好奇心を開花させて、脳みそに刺激を与えていれば、窮地から自分を救うことができるだろう。人間の五感 (嗅覚、聴覚、視覚、触覚、味覚)をいつも満開にさせ、みずみずしい感性を保ち、知らない世界を開拓していれば、豊かな人間になれるだろう。

 通勤途中に道端に咲いている小さな花や草、空を流れゆく雲の移り変わりに目をやるだけでも違う。

 そして、つらい時があっても決してくじけず、人生に背を向けることなく挑戦し続ける姿勢が大切だ。

2010年06月29日

死にたくなった時にどうするか (3) ヤケクソになって生きてみる

 ”生きたくても生きられなかった若い命がたくさんある。”
 
 どうして五体満足に生きていられる我々が、自分から命を捨ててしまわなくてはならないのだろうか? 生きたくても生きられなかった可哀そうな若い命が、どれほどの苦痛にさいなまれたかに、想像を馳せてみたらどうだろうか?

 この週末、埼玉県さいたま市で、31歳の母親が、11歳 (小5) の女児を巻き添えにして、軽自動車の中で練炭をたいて無理心中を図り、子供の命までをも奪った。

 親はまだしも、子供くらいは児童養護施設に預けるといった発想が出来ないのだろうか? 親の道連れになって殺される子供がどれだけ可哀相か、分からないのだろうか? 

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 連日、数百人の視聴者の皆さまに見て頂いているこのブログは、単に個人の日記や雑記帳というレベルを越えて、 『 社会の公共財 』 として広く社会を活気づけ、ビジネスマン、学生さんにとっての刺激や競争力の根源になる 『 無料のインフラ 』 にしようという目標があります。

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 失業が増え、就職や進学も難しくなるなか、絶望に瀕して悩み伏せっておられる方がたがいかに多いかという現実を感じます。

 そんな中、最悪の選択を思いとどまるための助けになるようなお話を連載しようと思います。

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 死にたくなった時にどうするか (3) ヤケクソになって生きてみる

 人にはさまざまな挫折や苦悩やストレス、いじめやセクハラ、パワハラにまつわる心の病があり、一長一短に解決できるしろものではない。

 今までお金に何不自由しないしない生活を送ってきて、ある日突然、今までの生活レベルを落とさなくてはならないと分かった時の失望。

 自分は自分のベストを尽くしているのに、周りの社会から理不尽な言いがかりや嫌がらせを受ける時の失望。

 働いても働いても満足な暮らしが出来ない欲求不満。

 なに一つ悪いことはしていないのに、ただ単に ”おとなしい” という理由だけでいじめられる学校生活の理不尽。

 それこそ、掃いて捨てるほど死にたくなる理由はある。

 だが、それらの失望や不満で命を捨てるほど、人の命は軽いのだろうか? 

 果たして、自分は極限ぎりぎりまで抵抗したのだろうか?

 アメリカで20世紀を代表する歌手、フランク・シナトラは、イタリア系移民の父の元に生まれたので、白人から差別の対象とされて幼少期を過ごしたという。

 13歳になった思春期には、学校帰りに悪童から肥えダメにつき落されたシナトラは、糞まみれになりながらも、

 「 いつか大成功してお前らにリベンジしてやる! 」

 と誓い、20年後に大成功したという。

 まわりから理不尽なイジメにあったり、納得のいかない環境にずっと耐えなければならないような立場に置かれたりしても、泣き寝入りする必要は無い。

 もう世間からどう思われようが、先生から叱られようが、上司から罵倒されようが、会社を一つや二つ転職しようが、ヤケクソになって自分の底力を、勉強や仕事や、ビジネス上の成功や、あっと驚くような美女との恋愛で周囲に見せつけてやれば良い。

 それがリベンジというもので、積年の恨みやコンプレックスを、一瞬でスカッと葬り去ってくれるだろう。

 2009年の8月、愛知県名古屋市で、中2の男子生徒が、白昼路上で、灯油をかぶって自殺するという痛ましい悲報を耳にした。

 それまで受けたイジメを考えたら、どれだけこのうら若き少年が哀れかわからない。

 もし、自分の命を葬り去る前に、親しい大人や近所のおじさん、あるいは自殺110番に電話する、という発想が浮かんでいたら?

 また、自分をいじめた連中を、10年、20年かけて、決して他者が実現できそうもないドリームを叶えて、リベンジするという発想が浮かんでいたら、結果は違っていたかもしれない。

 想像してみて欲しい。人をおとしめる連中というのは、自分とて大して満足した人生など送っていないのだ。もし自分が成功していたならば、周りの連中をいじめたり、罵詈雑言を浴びせたりするのだろうか?

 そうした心の狭い連中というのは、自分が欲求不満だから人をおとしめるのだ。

 ならば、自分はそんな奴らのはるか上を目指して10年、20年かけてヤケクソになって努力して大成功し、高級外車を乗り回し、美女をはべらせてリベンジしてやれば良いではないか?

 ヤケクソになれば、何でもできる。

 安定した一流企業に勤めていたヒデキの友達 (年下です) は、自分の夢を実現すべく、家族や住宅ローンがあるにも拘わらず、会社を辞めて起業した。

 それ自体が驚くべきニュースだったのだが、あろうことかその友人は起業後、不足する家計を補うために、週末の2日間、 「マネキン紹介所 (単日の労働あっせんをする紹介所です。駅前などにあります)」 で仕事を紹介してもらい、スーパーの店頭で、焼き鳥を焼く単発労働にいそしんでいたのである。

 それまでステレオタイプの世間並みな価値観にどっぷりとハマっていたヒデキは、

 『 人生、やろうと思えば何でもできるのだ!! 』 

 と、瞬時に理解し、たとえ外資系金融企業で ”キリンの缶コーヒー (= ファイヤー !!) ” になっても怖くはない。 と、達観できるようになった。

 人間、ヤケクソになれば、たいていのことはなんとかなるのである。
それと比べたら、人の命とは、あまりにも重いのである。

  

 

2010年05月15日

死にたくなった時にどうするか (2)

 ”生きたくても生きられなかった若い命がたくさんある。
 
 どうして五体満足に生きていられる我々が、自分から命を捨ててしまわなくてはならないのだろうか? 生きたくても生きられなかった可哀そうな若い命が、どれほどの苦痛にさいなまれたかに、想像を馳せてみたらどうだろうか?” − ヒデキの主張

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 連日、数百人の視聴者の皆さまに見て頂いているこのブログは、単に個人の日記や雑記帳というレベルを越えて、 『 社会の公共財 』 として広く社会を活気づけ、ビジネスマン、学生さんにとっての刺激や競争力の根源になる 『 無料のインフラ 』 にしようという目標があります。

 インターネットで語句検索されてこのブログにたどり着かれる方がたは、 ”外資系” とか ”外資系金融” などの言葉から入って来られるのですが、最近、世相を反映してか ”自殺” や ”死” などの語句から検索してこのブログにたどり着かれるケースも増えています。

 失業が増え、就職や進学も難しくなるなか、絶望に瀕して悩み伏せっておられる方がたがいかに多いかという現実を感じます。

 そんな中、最悪の選択を思いとどまるための助けになるようなお話を連載しようと思います。
 
 今回は、ヒデキが日頃考える主張を聞いて下さい。

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 今から10年以上も前、寒い冬に、8歳の小学校3年の男の子を白血病で失ったお母さんが、次の題名で新聞に投稿を寄せられていた。

 『僕、若くして死ぬのはいやだ。もっと生きてから死にたかった。』

 三重県四日市市で白血病にかかった小3の男の子は、同級生が毎日元気に学校に通うのを尻目に、年間のほとんどを病院のベッドの上で過ごしたと言う。

 医者の治療も抗がん剤治療も、若い身体には効かず、あと数日の命と宣告されたその子は、見舞いに訪れた母親にこう言ったという。

 『僕、若くして死ぬのはいやだ。もっと生きてから死にたかった。』

 この子がどれほどこの世に未練を残し、愛してくれた家族の愛情に、もっとひたりたい気持ちを持ちながら、そして前途洋洋たる未来に希望を馳せることなく、あの世に旅立っていったのだろうか?

 そこから遡ること今から15年前、実家に帰省しようと新幹線新横浜駅のホームでこだま号に乗ったヒデキは、窓の外のホーム柵の向こう側に、人生絶望に瀕した様相にまみえた中年女性と、まだ10代半ばと思われる全盲の少年が手をつないでこちらを見ているのに気付いた。

 瞬時に 『この母親は、障がいをもった息子を育てる力もなく、鉄道自殺をしようとしている。』 と気付き、頭が高速回転を初めた。

 『 自分がこの母親にしてやれることはあるのだろうか? 』 と考え始めた。 

 − ホームに降りて、悩みを聞いてあげる。
 − 万札を取り出して、 「これを生活の助けにして下さい。暖かい人間は沢山いますよ!」 と、元気づける。

 − 身体障がい者とその家族にサポートをするNPO団体に連れていってあげる。

 ひょっとしたら鉄道自殺などとんでもない、ただ見送りに来ていただけなのかもしれない? という考えと葛藤しながら、ひたいに脂汗をかきながら、自分の取るべき手段を必死に考えた。

 しかし、新幹線のドアは無残にも閉まってしまい、その親子を救ってやることは出来なかった。

 それから2カ月後、新聞に 

 「新横浜駅にて、全盲の障がいをもった母子が飛び込み自殺」 
 との記事を目にして、ヒデキは号泣した。

 生きたくても生きられない、途中で命を遮断されてしまう可哀そうな命はたくさんある。

 そして時は過ぎて忘れもしない4年前。

 愛知県犬山市にあった相撲部屋、時津風部屋で、17歳の若者が、相撲部屋の親分と悪い弟子たち3人のリンチに丸2日間遭い、若い命を閉じた。

 新潟県の高校を中退して、相撲界に入った斉藤俊さんは、理不尽ないじめやリンチを連日受けながら、相撲界で活躍する夢を途中で遮断されてこの世を去った。

 それ以来、テレビに大相撲が出るとすぐにチャンネルを変えるし、東京に出張にやって来た外国人の同僚が、

 「国技館で大相撲を見たい。」 とリクエストすると、

 『相撲界は日本の恥です。人間性もモラルのかけらもない世界です。』

 と返答し、かわりに歌舞伎座に案内するようになった。

 そして、17歳でこの世を去らざるを得なかった斉藤俊さんの分まで、2倍の努力をして生きて、日本の社会に貢献しようと心掛けるようになった。

 なぜ自分の人生が楽しくないから、経済的にピンチになったからと、一過性の理由で自殺を考えるのであろうか? もっと辛抱強く我慢すれば、きっと楽しい日も来るのである。それらはすべて、 ”一過性のもの” なのである。

 自ら命を遮断することは、若くしてこの世を去らなくてはならなかった者たちへの冒瀆だと思う。

 わたしたち五体満足で生きている人達は、若くして亡くなった者たちの分まで、2倍、3倍も努力して、自分の生命をフルに社会の中で貢献していくべきだと思う。

 

 

2010年05月09日

死にたくなった時にどうするか (1)

 連日、数百人の視聴者の皆さまに見て頂いているこのブログは、単に個人の日記や雑記帳というレベルを越えて、 『 社会の公共財 』 として広く社会を活気づけ、ビジネスマン、学生さんにとっての刺激や競争力の根源になる 『 無料のインフラ 』 にしようという目標があります。

 インターネットで語句検索されてこのブログにたどり着かれる方がたは、 ”外資系” とか ”外資系金融” などの言葉から入って来られるのですが、最近、世相を反映してか ”自殺” や ”死” などの語句から検索してこのブログにたどり着かれるケースも増えています。

 失業が増え、就職や進学も難しくなるなか、絶望にひんして悩みふせっておられる方がたがいかに多いかという現実を感じます。

 そんな中、最悪の選択を思いとどまるための助けになるようなお話を連載しようと思います。
 
 今回は、以前ご紹介したことのある話からです。

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 「死にたくなったときにどうするか! 自殺したいと思ったときにどうするか!」 

 「インテリであること!」

 あるエッセイで読んだのですが、お茶の水にあった予備校の人気女性講師が、授業で自殺に関する英文テキストが出てきた時にこんなことをおっしゃったそうです。

 「人間、死にたいなあ、と思うことがあるんですね。

 誰でもあります。いや、無い方がおかしいくらいです。でも、死んではならないんですね。

 なぜなら、悩んでいる時は、確かに深刻に悩んでいても、後から考えると、なんであんなことになやんでいたんだろう?って自分でも分からなくなることがあるからなんですね。一時の情にながされちゃいけない。

 だから、死んではならない。しかし、どうしても死にたくなったらどうするか?その時は、メシを食うんですね。普段一杯食う人は三杯、三杯食う人は五杯です。

 大体、人間腹が減っている時はろくなことを考えないからです。
そして腹一杯になったところでもう一回考えてみるんですね。」

 実に良い話である。この女性、どんな人物像だろうかというと、
 ”おかっぱ頭で常にパンツルックで、ヘビースモーカー、また、しゃべり方も男性的な先生” 、とのことで、実に人間味のある先生ではないか。

 更に感動させるのは、この予備校生たちが卒業する日の最後の言葉。

 「今日が最後の授業です。皆が志望校に合格することが私の願いです。しかし、講師がこんなことを言うのもなんですが、志望校に受かろうが、受かるまいが、実は大したことはないんですよ。

 私が皆さんに願うのはただ一つ、”インテリであること!。”
知的な人間であって欲しい、ただそれだけです。

 インテリというのは有名大学の学生やその卒業生という意味ではありません。

 有名大学を出ていても、インテリでない人間は山ほどいます。
逆に、世間的には知的と見なされない職業についている人間の中にもインテリはいます。

 それは、本を読むということです。

 皆さん、一生、本を読むということを忘れないでください。難しい本でなくていい、大衆小説であれ、エッセイであれ、ただ一冊の本を常に身に付けているという感触をなくさないでください。

 ジーンズの尻ポケットに文庫本が入っているという感触。これを持っている限り、あなたたちはインテリです。

 私は皆さんにインテリであって欲しいのです。これが最後に伝えたいことです。健闘を祈ります。」