2015年11月11日

日本の少子化問題が解決しないのは保育士資格が難しすぎるから

 『 現役保育士の「衝撃給与」暴露相次ぐ 「命を預かる仕事」が手取り10万円台でいいのか? 』

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3707708

 日本の少子高齢化問題は、成婚率の低さや出生率の低さも去ることながら、保育士の資格試験の難しさが後押ししています。

 専門の学校を卒業しなければ保育士の資格に合格できないという、厚生労働省の問題解決意欲の無さが、日本の国難をさらに解決不能なものにしています。

 東京、横浜、川崎と、首都圏の中枢部で保育園に通うこと無い乳幼児が20万人もいるという現実は、いかに国の中央官僚が保育士の要請に無関心であるかを物語っています。

 現場からの告発文がありますのでご参考までに!

 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 

 本来、様々な国家試験を受けるためには「受験資格」がありその資格に見合う勉強をある程度終えたり(該当学部卒業)実務経験や実習経験必須、であったり・・・と
試験を受ける前のハードルが高いものも多いのですが保育士試験は違います。

大卒であれば保育に関係ない学部卒業でも構わないし細かい受験資格はありますが、一定の条件を満たしていれば試験に受かれば、受験料と教材費だけでいいのです。

一回の受験料が12,700円。

私は通信講座のテキストを取り寄せ(科目ごとのテキストと実技試験対策用DVD、1年間の添削期間と過去問テキスト集などのセット教材・テキスト15冊くらい) それが全部で37,800円。

テキストは2013年に買ったのですが、法律や制度が変わった資料については厚生労働省のHPでチェック、あとはネットの過去問特集や難易度の高い科目を落とした同じ境遇の人向けのサイトが結構あったので、それを使い、新しいテキストは買い足していません。

私は頭が足りなくて、結果的に3回試験を受けるハメになったけれど一発で受かる人は勉強用の教材費(ネットオンリーならゼロって人もいるかも?)と

受験料とたった3日の試験だけで、国家資格をGET出来るのだから・・・・ 独学で勉強できる人にはコスパがいいのです。

私がたとえ3年かかっても、養成校に行かないのは学校に通う時間と学費がもったいないからです。その時間を、資格がなくても働ける現場でバイトした方が勉強になるからです。

どうしても公立の保育園で働きたい、保育士になりたい、なら養成校は確実な方法だと思いますが、私の目的は違います。

人生において、学生生活よりも社会人経験を積むことの方が重要なのです。

それでなくても高校卒業後に4年制大学に行き(中学・高校教員免許を取得)

それを生かさない職業に就いていて、卒業と同時に試験なく資格がもらえることに対してのデメリット(情熱が少ない)を身をもって知っているので、ただ資格も取れるし、他にも色々やりたい可能性をもった若者と一緒に過ごすことは自分にとって温度差がありすぎると感じる、というのも理由のひとつです。

さて、本題に戻りましょう。うがった見方ではありますが。
難易度が高い最大の理由は・・・ 試験が簡単だと、養成校に行かなくなるから、なんじゃないかと。

実は、保育士試験の全国統一問題を作っているのは 『全国保育士養成協議会』 という、養成校を束ねている団体なのです。

問題をやさしくして資格を取りやすくしたり、試験回数を増やすことは積極的にやらないでしょう。
ここが、試験問題が知識偏重になりがち

(こんな難しい試験受けずに、学校に入りなよ〜という悪魔のささやき) な理由なのではないか、と思ってます。

これは試験を受けて初めて気づいたことですし、今年の不合格で心折れて、やっぱり養成校で勉強した方がいいんじゃないか、と 思ったりもしましたが、それなら意地でも「養成校行かない!」とか思っちゃって

必死で教育原理ガンバロ、って今は思ってます。いろんな提言により、子ども・子育て支援をとりまく法律や制度はここにきて急激に変化しています。


保育士試験の年2回化も、「地域限定保育士試験」というものが導入され 今年は、神奈川県・大阪府・沖縄県・千葉県成田市の4ヶ所限定でその地域でのみ有効な保育士資格を与えるという試験が開催されることになりました。

(3年間は地域限定・4年目から全国で働ける)
この話は以前から有識者の間では提案されていたもので、今年実現しました。
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2015年11月01日

Birthday Party やります!!

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 【 Birthday Party !! 誰でも参加可能。ヒデキの誕生パーティ参加者を大募集。 
11月27日(金)に六本木のイタリアンで行います! 】

 独身も既婚者も学生も、全員参加可能です。
Anybody welcomed !!

  年齢は国家機密につき、お伝え出来ないのですが、今月15日が誕生日です。皆さんの給料日が来るのを待って27日の金曜夜に六本木のイタリアン、 “ブルー・ポイント” で15名限定でパーティを行います! (笑)

 3時間飲み放題、パスタと炭火焼ステーキのコース料理付き。
金融やIT、生保や不動産、メーカーなど多くの異業種から参加者を集めます。肉食系で陽気、ラテン系気質が多いのがヒデキのパーティの特徴です。

 2次会 (任意参加)は赤坂見附のソウルバーで、70’s や80’sのオールディーズ、ディスコで踊ります。まあ、このへんは、昔から全然、変わっていないわけですね(笑)。

 我こそはと思う方、ネットワーキングをしたい方は是非、お越し下さい!
飲食費込みで1人5千円です。(学生割引有り)

♡ 前菜3種盛合わせ ・合鴨スモークロースト・イタリアンオムレツ・蛸のガリシア風
♡ サラダ ・旬野菜のグリーンサラダ〜アンチョビドレッシング
♡ 炭火タパス ・ミニトマトのパンチェッタロール
♡ オーブン ・季節野菜の海老チリグラタン
♡ 牛肉 ・和牛ロースの炭火グリル
♡ パスタ ・鮪と春キャベツのペペロンチーノ
♡ 甘 ・自家製パンナコッタ

 楽しく飲みましょう! 

参加希望者はメッセを下さい。コメント欄にハンドルネームと連絡用Eメールアドレスを入れて下さい。
Eメールアドレスはブログ管理人しか見られないため、個人情報の機密は守られます。追ってご連絡を差し上げます。
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2015年10月22日

低欲望型社会の日本が再び高成長を迎えるヒント

− インドネシアや満州の広大な地域を占領した昔の日本人は凄かった

 大前研一が野心について語っています。

「時間ができたらやりたい」の罠

「戦後の日本人の最大の問題は、アンビション(野心)というものが非常に低く抑えられてしまったことだと思う」。

グローバル人材の育成ともう一つ、これからもやっていきたいと思っていることがある。それはライフタイム・エンパワーメント、死ぬまで元気と勇気をエンパワー、つまり注入し続けるような生涯教育である。

高齢化社会でありながら、日本ではリタイアした後に充実した日々を送っているという話をあまり聞かない。むしろ「どうやって生きていけばわからない」という人が多い。受験参考書で育ち、転職もしないで、会社から言われた通りに一所懸命仕事をしてきたような人ほど、そういう傾向が強いようだ。

私は『50代からの選択』という本を書いているし、事業部長クラスを対象としたBBTの経営塾でもハッピーリタイアメントを迎えるためのアドバイスをしている。

「あなたの現役時代が終わった。セカンドライフは9万時間の自由時間がある。さて、あなたは何をしますか?」

経営塾では毎年、こんな質問をする。いかにも日本人らしくて面白いのは、大半の人は引退を考えないことが美徳だと思っているということだ。自分が引退する日はわかっていても、その日までに何をしておこうとか、引退後に備えてこうしようなどと先回りして考えない。粛々とその日を迎えるという人が多い。

そういう人に強いて聞くと、「引退しても何か仕事があればやりたい」という。それは転職であって引退ではない。

リタイアして毎日が日曜日になったときにどうするか−−。「今まで我慢してきたことをやりたい」という人もいる。ゴルフでも、釣りでも、好きなのに自由にやれなかったことを、時間ができたら思う存分やってみたい、と。

しかし時間ができたらやりたいと思っていたことを、リタイア後にやって「楽しい」と心底充足している人に私は会ったことがない。「やりたいこと」がリタイア後に簡単にできると思ったら大間違い。

若いころから始めて仲間などを豊富につくり助走をつけておかないと、リタイアという踏切板で急に跳ぶのは難しい。気力も体力も、一緒に楽しむ仲間もついてこないのだ。

"アンビション(野心)を解き放て"

ハッピーなリタイアメントプランを持っている人に、私はこれまであまり会ったことがない。そういう意味では、この領域でもカウンセリングしなければいけないと思って、守備範囲にしている。

「エンパワーメント」とは、本来、その人が持っている力を発揮させることだ。だから、力のない人に力を付けようなどとは思わない。自分の力を発揮できなくなっている人をエンパワーしていくのだ。

特に日本人というのは欲望が低い人種だから、一生刺激を与えていかないと、すぐに下向き、内向き、後ろ向きになってしまう。

かつて日本軍が占領したインドネシアの島々や満州の地に足を踏み入れると、「よくぞ、こんなところまできたもんだ」と戦前の日本人の神経が信じられなくなる。侵略と謗られようが、蛮勇と嘲られようが、あれだけの地域を占領した行動力とパワーは尊敬に値する。

“身の丈”でしか生きられないに現代の日本人と同じ血が流れていたとは思えない。

戦後の日本人の最大の問題は、アンビションというものが非常に低く抑えられてしまったことだと思う。人類社会が進歩していくためにはアンビションは絶対に必要で、「こんなものでいいや」と満足したら社会の成長は止まる。

アンビションが野心や欲望へと暴走した戦前の反省から、戦後日本は抑圧された低アンビション社会をあえて志向してきた。高度成長期は戦後復興と経済発展という坂の上の雲を目指すことができた。

しかし経済が成熟して成長が頭打ちになってからは、低アンビションの弊害から各方面で活力が失われていく一方で、この国の将来に暗い影を落としている。

私は日本人のアンビションを解き放ち、それを実現するための準備をし、スキルを獲得することにおいて、エンパワーしたい。「やりたいことを全部やれ!」と言って、自分自身、やりたいことをやってきた手前、そういうエバンジェリスト(伝道師)としての役割も自分にはあると思っている。

それは私が死んでも今までに作ってきた映像や書籍、そして卒塾生や卒業生を通じてできる。ならば私の命と興味が続く限り、そのストックを増やしていくだけ、である。

 【 大前研一 洞察力の原点 】


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2015年10月12日

Suruga Bay and Mt. Fuji

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視聴者の皆さん、お元気ですか。
連休の前半は雨にたたられましたが、後半は見事な日本晴れでしたね。

 浜松に行きましたが、行きは東海道新幹線、帰りは東名高速で帰ってきました。
新幹線から車窓は熱海のあたりが最高に綺麗に見えますが、東名を使うと静岡県の由比・蒲原のあたりから見える富士山や駿河湾の雄大な景色が楽しめます。

 
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2015年10月04日

サウジアラビアの経常収支が赤字に転落!

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-  記録的な原油安が世界の金融市場を暗転させる。2016年は最悪の年に... 

中国経済が衰退に転じ、欧州経済の盟主・ドイツが海外進出で実力以上に張り切り過ぎた結果、コンプライアンス違反が次々と露呈して自らのクビを締め、日本のアベノミクスも3年間走り続けた結果、インフレ経済は起こせず、唯一、この間リッチになったのは ”不動産持ち” と ”株持ち” の2割の国民だけだったという事実。

 この半年の成績表を見ると、世界第2位の経済大国・中国、第3位の日本、第4位のドイツが無残なありさま。この先、世界経済が頼れるのはアラブのオイル・マネーだけかと思っていたら、原油安のおかげで経常赤字に転落、投資マネーの出し手がいない。

 米国・中国・日本の世界トップ3がこの3年間、金融超緩和 (中央銀行の輪転機を24時間365日、 フル稼働で紙幣を刷りつづけて、実体経済をお金でじゃぶじゃぶにして、実力以上の好景気を演出する) で好景気を続けてきたのですが、もう頼る先が無くなりました。

 札束にまみれた好景気の演出家の一人が中東のオイルマネーだったのですが、サウジアラビアの貿易、経常収支をみると、原油価格が1バレル100ドル時代の2014年上期までは高水準の黒字でした。

 ところが昨年秋からの原油急落で黒字幅は急減。11年以降、優に1000億ドル超の黒字を謳歌してきた経常収支は、今や赤字に転落しました。 
                                         
地面の下からコストがゼロの天然資源がじゃぶじゃぶ湧いてくるサウジアラビアは、努力しなくてもお金が空から降ってくる珍しい国ということで世界の垂涎の的でしたが、このところ続く原油安でとうとう赤字に転落してしまったわけです。

 つまり、2015年まで金融市場をお祭り騒ぎに沸かせた選手が全員、舞台から姿を消してしまったわけで、2016年を考えると空恐ろしい近未来がやってきそうです。

 【 株ドカン − あなたの人生を劇的に変える株の本 】



 1.「買い」と 「売り」 のルールを明確化して、無駄な迷いを排除する
 2.8%の利益確定をコツコツ積み重ねて複利で増やすことが、大きな成果につながる
 3.投資資金を3分割し、それぞれ別の指値買い注文をする 「分散買い」 でリスクを散らす
 4. 明日ドカンと上がる銘柄は、チャートの形に注目する
 5. 上昇率40%以内に溜まっていた銘柄が急騰したら、さらなる上昇を見込める
 6. 「下がりきったサイン」 はチャートから判断する
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2015年09月12日

またもや活かされなかった自然災害の教訓

 − 自然災害の軽視はもう止めよう

 鬼怒川の氾濫で3名が亡くなり、16名が行方不明となったが、自然災害の教訓が今回も活かされなかったのは残念というしかない。

 年々度あいを増していく地球規模での異常気象だが、洪水や河川の氾濫、鉄砲水では毎年のように犠牲者が出ている。今回も、前夜から栃木県、茨城県では避難警報が2度、3度と出ていたにもかかわらず、避難しなかった住民が犠牲となった。

 注意報から警報へ、そして避難警報へと格上げされる度にその重要さをかみしめて、素直に行政の注意に耳をかたむけていれば犠牲者は出なかったはずだ。

 たとえ家屋は流されることになったとしても、自分と家族の命だけは守ろうという決意さえあればこんなことにはならなかったのではないか。

 取るものとりあえず財布とスマホさえ持って避難所やホテルに宿泊すれば、命だけは確保できるから、そこからまた一から出直せば良いではないか。銀行の預金通帳も、家屋の土地権利書も、再発行ができる。

 家族4人でホテルに一泊すればせいぜい5〜6万円で済む。臨時出費でお金が出て行くのは痛いかもしれないが、家族の命を守るためと思えば、安い出費ではないだろうか。

 「自分の家だけは大丈夫だろう」という根拠のない楽観論を信じたり、行政の避難警報を軽視するから毎年、同じような悲劇は繰り返される。

 この春も長野県南木曽郡を襲った鉄砲水で、中学生の命が亡くなったが、最近の自然災害は尋常なスケールではないことを肝に銘じておけば、同じ悲劇が繰り返されることはないはずだ。

 さらに残念なのは、国土交通省のダム技官が、鬼怒川上流のダムを許容量満タンまで水をためず、7割の時点で放流してしまったことだ。その放流がこの堤防の決壊につながった。

 「ダムの調整弁コントロールは難しい」と、責任逃れの言い訳をしていたが、尋常ではない水量が川にたまったのだから、ギリギリまでダムに貯水してこれ以上貯めるのは無理だという時点で放流すべきだった。

 堤防決壊現場ではクローンが空中撮影した映像がYou Tubeに流れていたが、これだけテクノロジーが進歩した現代において、治水技術だけがオールド・テクノロジーのまま止まっているというのが皮肉だ。コンピュータでプログラムを作ってダムの放流を管理しようという発想は出ないのだろうか? 

あるいは、公務員の仕事がなくなってしまうのが嫌だから、治水におけるコンピュータの利用を渋っているのだろうか。だとすれば公務員の怠慢だ。

理化学研究所では世界に先駆けて超スーパーコンピューター 『京(けい)』を開発してコンピューターテクノロジーでトップグループを走っているはずの日本で、治水技術は古いまま止まっているというのは悲劇だ。

 お亡くなりになった方々の冥福を祈るが、肝に命ずべきは、行政から出た警報には素直に従うという教訓だろう。年々激しくなる異常気象に、貴重な人命を取られるのはもうごめんだ。
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2015年08月16日

お盆週間 − これからの自分をどう生きるか

 今週末は帰省していました。浜松に帰り、実家や親せきが集まり、法事をして、食事をしました。昔は小さかったいとこが皆、立派に成長し、20代から30代となって結婚していくのを見て、時代の移り変わりを感じました。

 思い出話に花を咲かせ、美味しい料理に舌鼓を打ったのは楽しかったのですが、今年は戦後70周年ということで、実に多くの新聞やテレビが特集を組んでいました。

 特攻隊として出陣したがために、結婚したばかりの妻と別れて、残された奥様が92歳になっても亡き旦那をしのんで恋文を書いたとか、鹿児島県の特攻隊鹿屋基地から幼少の子供に戦地から愛情あふれる手紙を送ってきたとか、当時の話を聞くたびに、今は亡き戦士の英霊や、太平洋戦争の犠牲となった人たちに感謝と哀悼の気持ちを捧げました。

 軍人さんや戦争で亡くなった多くの市民の犠牲があった上に、今の私たちの豊かな生活があるわけです。インバウンド(訪日観光客)の人たちは、口々に “Japan is so perfect country. (日本はビックリするくらいに完璧な国だ)” と称します。

 物や食べ物にあふれたコンビニエンスストアやデパート、整備された交通機関に1分の違いもなく発着する電車。高い進学率に低い失業率。こんな生活水準の高い国はそうそうないわけです。

 私たちは少々成功しようが金を稼ごうが、いい気にならずに、現代飽食日本で生きていられるのは、過去の戦争で犠牲となったおびただしい先人のおかげで、何不自由しない生活をさせて頂いているという思いを忘れてはいけないでしょう。

 では、私たちはこの先人たちに報いるために何をすべきでしょうか?それは、“歴史をつなぐバトン”を次世代の子供達や孫たちの世代に残していくことだと思います。

 戦争で亡くなられた人たちや、戦後の高度成長期を通じてわずか30年で世界第2位の経済大国を築いた親や祖父母の世代(2010年に中国に抜かれて世界第3位に転落してしまいましたが) の努力をムダにしないために、私たち一人一人の持ち場で、仕事場でベストを尽くして、良い仕事をして、豊かな経済大国を50年後、100年後の子孫たちに残していくことが私たちの使命だと思います。

 戦後70周年記念のテレビや特集を観終わったら、それで終わり、というのではなく、今一度、自分がこの世代に生きて食べるのに不自由しない現代飽食日本に生かせて頂いているは先人のおかげだということを片ときも忘れてはいけないのだと思います。

 そして、自分が国にたいして、顔をみたこともない未来の日本の子供達に素晴らしい国を残すには何をすべきかを、歯ぎしりするくらいの勢いで考えて、どうすれば日本経済に貢献できるか、社会に貢献できるかを考えるべきだと思います。

 余った時間に酒を飲んだり娯楽に興じたりするのではなく、さらに努力して自分の付加価値を高め、生産性を上げてビジネスに貢献し、自分も裕福になり、家庭を幸せにする。

 そして、時間があったら社会貢献をする。僕は一年365日、横浜市内の清掃をしています。インバウンド(訪日外国人客)が、 「横浜は素晴らしく美しい街だ!パリやロンドンよりずっと綺麗だ。」 と言ってさらに日本に金を落としてくれることを望んで。

そんなひたむきな姿勢でこれからの毎日を生きていくことが、太平洋戦争で片道分の燃料を積んで米軍艦隊に飛び込んでいった特別攻撃隊員への鎮魂となるのではないでしょうか。

 今まで怠けていたわけでは決して無いのですが、これからの毎日をそうしてひたむきに生きていくことで、祖国・日本経済へ最大の貢献をしたいと思います。

 まだまだ残暑が続きますが、皆さん、体調を崩さないようにお気を付け下さい。
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2015年07月26日

金融工学の旗手

” 金融ドリームチームを率いる負けず嫌いな仕事マニア - 金子英樹 ”

 一橋大を出て外資系コンサル・ファームに入社、そして米国投資銀行のソロモン・ブラザーズ・アジア証券に転職、最後には30代で起業。

 金融ハイテクベンチャーのシンプレクス・テクノロジーを急成長させた金子英樹氏の経歴を見ると、まさにエリート街道まっしぐら、といった印象を受ける。しかし、彼のこれまでの歩みを知れば、それが間違いであることに気付く。

 最初から恵まれた環境だったわけではない。狙ってキャリアアップしてきたわけでもない。「ただ、負けたくないから」。そんな思いで日々真剣勝負してきた金子氏の仕事観を紹介しよう。

 経済のグローバル化による競争激化に伴い、金融市場の主要プレーヤーは先進的な金融商品の開発にしのぎを削っている。そこで重要性を増しているのが、市場分析や売買を円滑に行うITシステムの存在だ。

 その時流に乗り、ディーリングシステムをはじめとする金融ITソリューションを専門に手がけ、脚光を浴びている会社がある。金子英樹氏が率いる金融ハイテクベンチャー、シンプレクス・テクノロジーである。

 金融とテクノロジー双方の高次元な知識を持つプロフェッショナルたちが、コンサルティングからシステム開発までを一手にこなし、驚異的な短納期でシステムを構築する。このビジネスモデルが高く評価されて、創業8年足らずで東証一部上場にこぎ着つけたというのだから、その急成長ぶりは推して知るべしである。

 外資系コンサルティングファームのアーサーアンダーセン(現・アクセンチュア)やソロモン・ブラザーズ・アジア証券でキャリアを積んだ金子氏が、同社を立ち上げたのは33歳のとき。満を持しての起業かと思いきや、意外にも「経営者になりたいと思ったことはない」という。

 「僕、プライベートは大雑把なんですが、何というか仕事では絶対に譲りたくないものがあってね。自分でもエキセントリックだと思うくらいに(笑)。それにこだわって生きてきたら、結果的にサラリーマン生活は長く続けられなかった、というだけのことなんです」

 同社の立ち上げに加わった面々は、世界的な金融企業ソロモン・ブラザーズ内で?ドリームチーム?と呼ばれていた、金融工学とITの専門家ばかりだ。彼らは皆、金子氏の持つ美学に惹かれて行動を共にした。金子氏のユニークさは、まさにその美学に由来しているといっても過言ではない。

 「ものすごく負けず嫌いな一方で、他人の長所は素直にリスペクトできるというか。学生のときもロクに勉強をしていなかったような自分に、人より優れたところがあるとしたら、そうやって人を巻き込み、チームの力を最大限に発揮させることかもしれませんね」

 ” 信頼を得るための「賭け」に出た新人時代 ”

 大学時代は六本木のディスコ(いまで言うクラブ)で働いていた金子氏がコンサルタントを目指したのは、1冊の本との出会いがきっかけだ。「少しは本でも読め」と友人から手渡されたのが、日本におけるコンサルティングビジネスのパイオニア、大前研一氏の本だった。これが機縁となり、1987年にアーサーアンダーセンへ就職。

 当時のアンダーセンでは、ある大手生命保険会社のシステム刷新という一大プロジェクトが進行していた。各世代のエースコンサルタントが結集したこの未曾有のプロジェクトに、金子氏もプログラマーとして参加することになる。

 アンダーセン主導で進められたこのプロジェクトには、大手SIベンダーも開発に参加していた。知識量も経験も豊富なベテランぞろいの大手ベンダーに対し、アンダーセンは20代の若手メンバーばかり。ベンダー側からの突き上げは厳しく、顧客も巻き込んで熾烈な主導権争いが繰り広げられていた。一歩間違えばプロジェクトが転覆しかねない状況の中で、金子氏は難局を打開すべくベンダー側にこう持ちかけた。

 「ヨーイドンで同じ規模の設計開発を始めて、どちらが早く問題なく開発できるか競争しましょうよ。もし僕らが勝ったら、もう何も言わないでください」

 それからの日々は、負けず嫌いな新人の真骨頂だった。優に1週間は不眠不休で開発に没頭し、ベンダー側のシステムに比べて遜色のないモノを作るに至った。それを機にベンダーのエンジニアたちの見る目は変わり、信頼関係が生まれていったという。

 ” ソロモン・ブラザーズ証券への転職で味わった苦い経験 ”

 2年間、生保でのプロジェクトに関わった後、シカゴの米国本社に異動。帰国後、マネジャー昇進を目前にした金子氏のもとに降って湧いたのが、転職の話だった。米国時代の上司から、「シリコンバレーのベンチャー企業に一緒に参加しないか」と誘われたのだ。

 その誘いに乗り、1990年に金融ハイテクベンチャーのキャッツ・ジャパン東京オフィスの立ち上げに参画。シリコンバレーのサクセスストーリーを目の当たりにして、金子氏は衝撃を受けた。

 「僕よりたかだか2歳年上のオーナー社長が、ニューヨークやロンドン、東京に支店網を広げて数年後の上場を目指している。スケールが違う、と思いましたね」

 最先端の金融工学を駆使した商品、とりわけデリバティブの世界を知ったこともキャリアに転機をもたらした。1年で東京中の金融機関にシステムを売り込み、「もう見込み客がいなくなったから」とデリバティブ分野のリーディングカンパニーであるソロモン・ブラザーズ・アジア証券への転職を決意。

無事に内定を獲得したものの、入社早々、金子氏は挫折感に打ちひしがれることになる。

 「金融機関は、投資を行うフロントと事務処理を担当するバックに分かれている。僕はフロントでデリバティブのシステムを作る専門家集団の一員になるつもりでいたのに、気が付いたらバックのシステム部門に配属されていた。デリバティブに必要な数学の知識がないことが原因でした」

 だが、そこで腐らないのが金子氏の金子氏たるゆえんである。早速デリバティブ部門に関するリサーチを開始したところ、当時のトレーダー部門のトップは海外のシステム部門から社内MVP(Most Valuable Programmer)の受賞経験者を一本釣りして東京オフィスに招聘。超がつくほどの精鋭たちによる ?ドリームチーム?を編成していたのだった。

 《フロントへ異動するために、まずは俺もMVPを獲る必要がある。そのためには大きなシステムの開発を手がけねば……》

 金子氏は、MVP獲得に「3年以内」という期限を設け、バックからの脱出計画を練った。

 ”「上位5%の人」になる仕事の極意 ”

 計画の骨子が固まってからの、金子氏の行動は早かった。日本に進出しているインドのIT企業から優秀な人材を集めて仕事を任せ、社内営業で新システムを次々に受注しては管轄領域を広げていった。いつしか東京オフィス全体のシステムの3分の1を傘下に収め、金子氏は遂にMVPを受賞。

 その実績が買われ、1994年に念願のデリバティブ部門への異動を果たした。しかし、そこで改めてスーパープログラマーたちとの格の違いを見せつけられる。

 「彼らはシステムエンジニアとして一流であるだけにとどまらず、ディーリングや金融工学(ファイナンシャルエンジニアリング)にも精通した超一流の人材でした。

 2つの異なる分野で一流の領域に入ることで、超一流のビジネスマンたり得るという凄さを痛感させられました」この「2つの分野で上位10%」に入るべく、異動後もガムシャラに仕事をこなした金子氏。このときの経験は、現在のビジネスモデルにも非常に影響しているという。

 その努力の甲斐あって、後にチーム責任者にまで昇格。アンダーセン時代の仲間を集め、新しいチームを結成した。同時に、ヘッドハンターから誘いの電話が頻繁にかかってくるようになる。ある人から「いまの会社を飛び出して、自分で会社を作ったら」と勧められたのは、そんな折だった。

 「それを聞いた1分後に、会社を辞めると決めていましたね」

 その2週間後には退職を決行。異例の決断力というほかない。

 「人間、体が勝手にガッと動いてしまう瞬間というのがある。そのタイミングが訪れたときにしっかりチャンスをつかむには、仕事で自分なりに達成感を得ていなければならない。重要なのは『目の前の仕事にいかに全力で取り組んできたか』ということなんです」

 こうして1997年、シンプレクス・リスクマネジメントを設立。3年後、シンプレクス・テクノロジーと社名を変更して代表取締役社長に就任した。起業後、会社は毎年30〜40%の勢いで急成長を続け、2005年には東証一部上場も果たした。金子氏の成功の秘訣はどこにあるのだろうか。

 「 仕事というのは、『これをやっても自分のキャリアのプラスにならないのではないか』と考え始めた途端、学べることがすべてストップしてしまう。

 これは本当にもったいないことです。目の前の仕事でベストを尽くし、実績を上げることが、ビジネスマンとしてのトラックレコードになり、その結果としてキャリアが形成される。若い人には、まずは目の前の仕事を楽しんで、と伝えたいですね 」
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2015年07月18日

新潟のワイン・リゾート、 カーブ・ドッチ・ワイナリー

 イタリアでブドウ栽培、ワイン作りの修行を積んだオーナーが新潟市西蒲区で創業したワインリゾート。温泉からベーカリー、ワインバー、レストラン、宿泊施設まで整ったリゾートです。カリフォルニア州ナッパ・バレーのような雰囲気です。

 ワインの試飲も100円で出来るんです。中でもいちばん美味しかったのが、シャンパンのような切れ味さわやかな爽快感と、フルーティな味。グレープフルーツや南国の果実のような香りがするんです。 ”カーブドッチ ソーヴィニョン セミヨン 2014” (¥2,700) 自分用に買いました。




 本州にいるのに富良野に来たようなお得感が満載です(笑)! 新潟に来たら是非、この異国情緒あふれるリゾートに行ってみて下さい。地価が安いからできたリゾートですね。創業者の情熱に共感しました。

 弥彦山を見ながら温泉につかり、つかのまのひと時を過ごしました。東京から新幹線で2時間、高速道路で5時間です。

 http://www.docci.com/

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2015年06月20日

商社マンの仕事

 伊藤忠商事 矢島久嗣 住生活・情報カンパニー

 日本の総合商社はユニークだ。
 世界にも例を見ない特殊な存在だと言われる、そのビジネスの領域はあまりにも広い。輸出入の貿易だけにとどまらず、川上(原料調達)から川下(小売)まで関わっていく。

 資本家でありプロデューサーであり、エージェント機能まで担う、さまざまな使命を背負った商人たちの集団だ。そういわれてみると、商社(SHOSHA)という言葉は、まるで 「将軍」 や「富士山」 のように、固有の響きを持って聞こえてくる。

 2011年、ひとりの社員がスマトラ島から帰国した。
「スマトラに13年、シンガポールに2年。合計15年ぶりの帰国でした。」 生活資材部門の物資部に所属、タイヤの原料となる天然ゴムを扱ってきた。

 世界の天然ゴムの6割を生産するタイとインドネシアで製造会社を、シンガポールで販売会社を展開。その事業規模は、総合商社の中でNo.1だ。

 水は一日3時間しか出ない。停電もしばしば。インターネットもなかなか通じない。インフラの面や、従業員とのコミュニケーションには苦労した。

 「規則違反などがあった時のやむを得ない解雇に対して、家族を連れてきて泣かれた時は本当につらかったですね。何かあると占い師を連れてくることもありました。」

 意外なことも数多く起こるなかでも、仕事は本当におもしろかった。
「物資部はある意味、商社の原点と言えます。」

 ここでは巨大な市場ではなく、あらかじめ的を絞った市場でシェアを取っていくことが求められる。フットワーク軽く、達成感を積み重ねていく。

 「小さな規模だからこそ自由闊達に議論したり戦略を積み重ねることができて、非常にやりがいを感じますね。」

 商いの領域が広い総合商社では、ひとりひとりが深い専門性を持たなければならない。取引先からの信頼や情報を得るために、まずはその分野のプロフェッショナルをめざす。課せられた仕事で頭ひとつ抜けだしていく。

 個の力を結集した強さこそが伊藤忠商事だ。そんな中で考える商社マンの使命とはなんだろうか?

 「きちんとその土地に根づく覚悟で、日本と相手をつないでいくことではないでしょうか。中途半端な思いではなく。」

 いつも部員に言う言葉は? との問いには 「腹をくくれ。腹を割れ。」と返ってきた。責任や問題から逃げずに正面から解決に挑む。そして相手とは直接会ってとことん議論するということだ。

 逃げないこと。その言葉が何度となく会話に登場した。

 帰宅すると、駐在したときに町で出会った犬のゴンタが待っている。スマトラからシンガポール、東京、とずっと一緒にいる相棒だと微笑む。

 日本の商社は、おもしろい。

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2015年05月24日

Twilight evening in Tokyo Bay

Wednesday evening is the good time to enjoy relaxing mid of the week. That gives us fun time of the life and vitality to live another half of week.

I have met the friend of my colleage days who hasn't met over 10 years. A nostalgia has accerarated red wine.

水曜日の夜は週の半ばをリラックスするのにちょうど良いかもしれません。ここで息抜きすると週後半も頑張ろうという気になり、バイタリティが補充されます。

 学生時代の友達と、10年振りに会い、彼と新しい奥様の住むベイエリアのトップラウンジバーで、夜景を肴に楽しいひと時を過ごしました。今流行の生活をエンジョイしている様子でした。

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2015年05月05日

ゴールデンウィークも全力投球 !!

 サラリーマンと個人事業主の最大の違いは、土曜日や日曜日、祝日に休めるか休めないか、というところにあります。会社からFixed Income (固定給) が毎月、自動的に空から降ってくるサラリーマンは、休日に休んでも苦労することはありません。

 ところが個人事業主は、毎月の収支を自らの才覚だけで稼いでこなければ死ぬので、一日一日を、体力の限界、精神力の限界、知力の限界ギリギリまで挑んでいく日々です。

 そんな一匹狼みたいな日々ですが、ワイルドな生活に馴染んできた自分を感じます。今夜は渋谷でお客さんと飲んできましたが、とっても楽しかったです!

 いずれにしても、東急東横線が地下に潜ってから、通路が迷路みたいに入り組むんで、毎回迷うところだけは変わりません(笑)!



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2015年05月03日

伊藤忠商事が商社の2強の一角へ

 伊藤忠商事が発表した2015年3月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比23%増の3005億円だった。資源関連で950億円の減損損失を計上したが、食料、繊維など非資源分野の好調や、一過性利益の計上で補った。

 18年3月期を最終年度とする中期経営計画も発表。中国最大の国有複合企業、中国中信集団(CITIC)との提携などで純利益4000億円を目指す。配当を年60円に引き上げる方針も示した。会見した岡藤正広社長は

「(商社で)御三家から2強の一角になりたい」と話した。一問一答は以下の通り。

 ― 今期は2期ぶりの最高益となる。

 「資源は伸びないが、資源関係の減損はほぼ終わっており心配ない。非資源は総じて伸びる。過去5年間すべて(期初の)見通しを達成している。損失発生に備えた200億円のバッファーもあり、3300億円の純利益は達成可能だ。中期経営計画の最終年度に4000億円を達成するために、今期は大きく飛躍する第一歩にしたい」

 ― CITICやタイ財閥のCPグループとどの分野で連携を強化していくか。

 「資源価格がこういう状況で商社業界は先が見にくかったが、両社との提携で投資のターゲットは明確になった。CITICは国営企業なので、中国の国民生活の向上を優先する。

 今回参入を決めたネット通販やアパレル会社への出資を通じ、伊藤忠から中国の企業に日本のコンテンツを持ち込みたい。中国国内でのビジネスについて3社がいいシナジーを出せると実感している」

 ――中期経営計画をこれまでの2年から3年にした理由は。

 「今までは資源価格の変動があまりにも大きく先が読めなかった。非資源は順調に伸びており資源価格がここまで下がれば、3年後を見通せる。伊藤忠がどれだけ成長性を確信しているかを示したかった」

 ――利益水準が三菱商事と三井物産の上位商社に近づいてきた。

 「2強は圧倒的な力がある。株主資本も2倍近く、総資産も差がある。前頭と横綱のような感じだ。ただ横綱に挑戦しなければ先は開けない。資源がこうなったときこそチャンス。商社が財閥系と非財閥系の2強で争うのが業界としてふさわしいのではないか。財閥系を抜いて、御三家から2強の一角になりたい」

 (引用: 日本経済新聞)

【 炎熱商人 − 商社マンの人生 】

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2015年04月19日

転職の技術 (1)

 僕が外資系金融で4回転職した際にに学んだ ”転職の技術” を連載します。また、下記に外資系企業の中途採用情報を開示します。関心のある方には、ヘッドハンターをご紹介しますのでご連絡下さい。

 コメント欄にハンドルネームと、Eメールアドレス欄にコンタクト用アドレスを入れて下さい。追ってこちらから連絡致します。Eメールアドレス欄はブログ管理人しか見られないため、個人情報の機密は守られます。

 突然のリストラで職を奪われることになりました方々の転職の成功をお祈りしております。転職の技術、外資系企業の中途採用情報は、今後も連載します。

 1. 面接は会話のキャッチボール。長く話しすぎるよりは、簡潔に話して相手にも質問をさせる。

 2. 姿勢が前のめりにならないよう気をつける。背筋をピンと立てて座ること。

 3. 話は淡々とするよりもインパクトをつけて、メリハリをもつ。

 4. 目をそらすのは良くない。直接目を見る必要はないが、相手の目の外周部を一周するような感じで視    線を投げていく。(直接目を見ないのであれば、自分も緊張しない。) 
    絶えず笑顔を見せて相手に好印象を与える。

 5. 口ごもらない。滑舌を良くしてエネルギッシュなところを見せる。

 6. ヤル気にみなぎっているところを出す。

 7. 面接の勝負は、応募者が帰った後に残存感が部屋に残るかどうか。残存感が出るように面接のコンテンツをあらかじめ描く。

 8. 志望動機はネガティブなものでなく、ポジティブなものにする。

   「 御社のファンなのです 」 
   「御社の業務を行うことで社会貢献ができる」 という姿勢を強くアピールする。

 9. 自己紹介は1分で。レジメの繰り返しをするのは時間の無駄。話が長くなる。

 10. 面接は終始強気でいく。「お恥ずかしながら」 といった謙遜は禁句。
   面接に謙虚さは危ない。自分の活躍できる場なので、仕事においては優秀だったことをアピールすべ    き。 「ちょうど良いタイミングだと思い、決断しております。」

 11. 退職理由は簡潔に言う。延々と話すと、言い訳じみて聞こえる。ポジティブに。より利益貢献や社  会貢献できるところを探している、と言うと前向きに聞こえる。

 「なぜ今の会社では出来ないか?」 を説明すること。今回も前向きに転職を考えていることを相手に理解 してもらう。 「それが私の信念であり、誇りであるからです。」

 外資系企業中途採用情報 

 ●  欧州系銀行 個人富裕層営業

 ●  欧州系銀行 貿易金融担当

 ●  外資系資産運用会社 債券ポートフォリオマネージャー (30代、40代)

 ●  外資系資産運用会社 業務部 部長 クライアントサービス 

 ●  日系不動産会社 女性の執行役員候補 40代から50代、英語力必要 
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恵比寿ワイン会 − エコノミストが経済を語る!

 【 欠員募集 x 1名 】

 1名キャンセルが出たため追加募集です。TME は、イベントの新機軸に経済&食事会を採り入れます。4月24日(金)19:30より、恵比寿のイタリアンレストランでエコノミストの増井麻里子氏を招いてお食事会をします。誰でも参加可能で、10名が参加します。

 ワインを飲み、お食事しながら最先端の経済のお話しを聞くことのできる、新しいイベントです。会の冒頭で、これからの経済の動きについて語って頂きます。どうぞ飲食しながら聞いて下さい!

スピーチの後は経済の話をしようが恋愛談義に花を咲かせようが、自由です。
ちなみに婚活や証券投資、保険の話でしたら幹事・ヒデキが得意です(笑)。

 イタリアンのコース料理と飲み放題付きで、会費は5,500円です。              
 日時: 4月24日(金) 19:30より22:00まで 

場所: 恵比寿 イタリアンレストラン、ケミユ
     JR恵比寿駅下車西口ロータリーより徒歩3分
     地下鉄日比谷線A5出口より徒歩1分
     ( 地図 http://r.gnavi.co.jp/ga18300/map/

参加費: 5,500円 (飲み放題)

参加希望者は、コメント欄にハンドルネームを入れ、連絡用メールアドレスを記入して下さい。メールアドレスはブログ管理人しか見られないため、個人情報の機密は守られます。

 ふるってご参加下さい!
  
◎ ◎ ◎ ◎ 増井麻里子氏 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 

証券会社、ヘッジファンドを経て、ムーディーズ・ジャパンでは事業会社の信用力分析、国際協力銀行(JBIC)では国際経済の調査を担当。
幅広い実務経験を元にノウハウを体系化し、2014年7月から経済セミナーやビジネススキルサポートの事業を展開。

<略歴>
・大阪外国語大学(現 大阪大学)外国語学部南欧地域文化学科フランス語専攻卒業。
・国内証券会社(2社)で外国証券のバックオフィス業務、商品企画、エクイティ調査部でエネルギー業界を担当。
・ヘッジファンドに転職し、クオンツアナリストとしてグローバルマクロ経済の分析を担当。
・2008年6月にムーディーズ・ジャパンに転職。国内事業会社の信用力分析を担当。
・2011年1月、国際協力銀行(JBIC)入社。外国審査部で欧州先進国や中東・北アフリカのソブリンリスク審査及び国際経済問題の調査を担当。
・2014年7月から現職。

 主催: TME 東京マッチング・エクスチェンジ 
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2015年04月12日

アベノミクス愛国相場はその後どうなった?

 金曜日に日経平均株価が15年ぶりに2万円を突破しました。安部政権の経済政策が功を奏したわけですが、金融経済と実体経済のギャップに違和感がありました。同じ疑問を持つ友人が、ブログに掲題の記事をアップしていましたので、本人承諾の上、転載させて頂くことにしました。

 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 

 2ヶ月くらい前に【アベノミクス愛国相場】というテーマで記事を書いた。

 恐ろしいことに日本の株は成長し続けて、東証一部の時価総額はリーマン前の【いざなぎ超え】景気まで来てしまっている。しかし、当時のような浮かれムードは今、あるだろうか?

 政府が必死に賃上げを大企業にお願いして、政府系のファンドやらが【鯨の爆買い】している。日銀はお金を印刷する輪転機を回し続けている。

 日本は【貿易立国】らしいが、2011年、2012年、2013年、2014年と4年連続で貿易赤字だ。2014年は金融収支がプラスだったから良かったものの、金融収支の収入源であるアメリカ国債がアメリカ財政不安やアメリカ経済の先行不透明感で値下がりしたらどうなるんだろうか?

 現実を直視しないまま、2015年も貿易赤字でスタートしている。3.11の一過性要因ではない。円安にしても輸出競争力はない。これが現実だ。そうするといよいよ【何故、株価がこうも値上がりするのか?】という疑問が残る。

 「いや、政府系ファンドという鯨が爆買いをしているからですよ」と言われて、皆納得するだろうか?
何故ならば、ファイナンスの教科書によると、【株価は将来配当の現在割引価値】であり、【将来配当の予測が変わると株価も動く】ことになっている。

 従って、【鯨が爆買い】はファイナンスの教科書からすると(少なくとも主たる)説明要因にならない。
【株価は将来配当の現在割引価値】ということであれば、将来配当とやらを計算すれば良い。

 将来配当を予測するには企業業績を予測すれば良い。だが、現実的に企業業績について長期業績を出すのは極めて難しいのか、精々、再来年の業績が載っていれば良い方であろう。

 仕方なく、企業の集合体ということでマクロ経済の予測がどうなっているかを考えよう。IMFが年に2回(4月と10月(9月の年もある)、全世界の国家について経済予測を出している。

 こんなに株価が上がっているのであれば、企業の集合体である日本経済のマクロ経済予測も大きく上向いているはずである。・・・しかし、IMFの隔年10月(あるいは9月)の予測を見る限り、日本経済の実質GDP成長率の予測は年々下がっている。


 つまり、あの世界的な経済予測の権威であるIMFは日本経済はアベノミクスを経ても大して伸びないと見ているようだ。興味深いことに2014年の予測が一番、予測値としては低い結果になっている。

 円安が急速に進んだからだろうか? だが、このグラフでは日本円建の実質GDP成長率をグラフにしており、円安を理由にするのは無理がある。

【GDPなんだからグローバル化している日本企業に当てはめて考えるには限界がある】という考え方はありうると思う。

 だが、それを言ってしまうと【貿易立国】という日本政府の【建前】は容易に崩れてしまう。詰まるところ、今の株高を日本経済のファンダメンタルで説明するのは難しいということだろう。別に日本政府がすんなりとそれを認めれば良い。

 大きな声で【政府系ファンドが株を買い支えておりますから、国民の皆様、じゃんじゃん株を買ってください!日本経済は日本政府が株を買い支えているので永久に不滅です!】と言えば良い。

 でも、それを言わないあたり、日本経済について政府も究極的には自信がないということではないか?
残念ながら私は個別の株式投資をしていないので株式市場の動きがどうなろうと関係ない。日本株の投資信託もリーマンショックで酷い目にあったから一切買っていない。

 過去のグラフから何を読み取るかは個々人の自由だが、少なくとも私はこんなことを感じた。

「急に株価が上がると、急に株価が下がる」

「ファンダメンタルと株価の動きが不一致なのは不自然」

 後は時間の経過が教えてくれるだろう。 
posted by ヒデキ at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月11日

六本木ナイト

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【 Roppongi night, Minatoku, Tokyo, Japan 】

昨夜は2年前に米IT企業で一緒に働いていた仲間と六本木で楽しいお酒を飲みました。金融の世界も、ITの世界も、めちゃくちゃスピードが速くて、結構しんどい日々だったのですが、共に汗を流して苦労を分かち合った仲間と、昔話をつまみに飲む酒は旨かったです。

 写真は、会社のある東京ミッドタウンです。ここからの夜景を見ると、当時の思い出が蘇ってきます!

  ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 

 不動産投資

 「年利回り5%台を安定的に確保する方法はあるか。」 日本株投資では3%〜4%の配当金の付く銘柄もありますが、株価の価格変動リスクが付いて回ります。一方で不動産投資の利回りも調べてみました。

 不動産投資には、証券投資ほど価格の変動リスクはないものの、空室リスクが付いて回ります。少子高齢化問題と、それに伴う空き家の急激な増加を不動産投資のネックととらえる人が多いです。

 ただ、一方でオリンピックに向けて東京の不動産市場に目を向ける投資家は多く、都内の不動産物件は向こう5年間は上昇が続くと期待を寄せる不動産会社も多いのも事実です。

 マンション経営の(株)フュディアルクリエーションにお話を伺ってきました。都心で人気のある路線を中心に、年利回り4%から5%の投資用マンションを販売している会社です。

 マンション投資にお金を投じる目的は、資産運用や、老後のゆとりある生活資金の獲得に考える人が多いとのこと。

 資産運用では、銀行の定期預金が0.025%、10年物国債が0.37%と低い中で、マンションン経営では5%を見込める物件もあります。

 空室が出てしまうと、この利回りは無くなってしまいますが、フュディアルクリエーションは空室保証を、名目利回りの9割で掛けてくれるのが魅力です。つまり、5%の利回り物件であれば、空室保証で4.5%の利回りを保証してくれるわけです。

 老後の年金対策としては、年金破たんが危ぶまれている現在、ゆとりある老後を暮らすためには夫婦2人で月37万円が必要とされています。一般的なサラリーマンでは公的年金が22万円出るとしても、不足分の15万円は自助努力で賄わなくてはいけません。

 物件を見たところ、駅から近く、人気の高いエリアでした。

(1) 年利回り4.6% 東急田園都市線三軒茶屋徒歩1分 セキュリティ ロック 宅配便ポスト
銀行借り入れによる節税効果 600万円の投資家層で30万円の所得税軽減
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(2) 年利回り4.9% 東急田園都市線三軒茶屋徒歩10分 1640万円 築19年 9割の空室保証利回り
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2015年04月04日

ゴールドマン・サックス同窓会

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 昨夜は17名の皆さんにお集まり頂き、GS Reunion を見事な桜並木の包む赤坂アークヒルズ、スペイン坂で行うことができました。六本木ヒルズに移転する前の古巣で、共にチームとして頑張ってきた皆さんの笑顔を見ながら、近況を語り合う数時間は、とても楽しかったです。
 
 現役のメンバー、そして2000年から2006年頃にかけて在籍していたOBの皆さんに、一声かけただけでこんなに多く集まってくれたところに、GSの強い結束力、チームワークが感じられました。

 当時はプロジェクトが目白押しで、夜に昼をかけ、ハードワークの連続でした。今までの人生であんなに働いた経験はありません。楽しい仲間に囲まれて、仕事と同じくらいにアフターワークも楽しみました。よく働き、よく遊んだ日々が目の前に蘇ってきました。

 仲間と再会したことで、パワーをもらいました。今はさまざまな会社に散らばってご活躍されている皆さんと、再びパーティ・忘年会の場でお会いしたいと思います。

  See you again !
posted by ヒデキ at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月22日

商社マンの仕事 ”女性が海外に行く理由”

 太田麻耶、 伊藤忠商事 機械カンパニー 

 「水からロケットまで」 を商う総合商社。その仕事場は、この地球上のすべてと言ってもいい。たとえばグーグル・アースのような視点で、世界中で働く伊藤忠の商人たちの姿を想像してみてほしい。その視点をアルジェリアで固定してズームすると、彼女が見えるかもしれない。

 機械カンパニー、自動車第一課。中東とアフリカに自動車を輸出する課に所属する。アルジェリア、モロッコ、ガボン、コートジボワールなどフランス語圏の担当だ。入社6年目。
 
 毎月、1週間は海外へ出張する。母親はフランス人。旅行が好きで、ふだん旅では行かない国で仕事をしたいと思ったのが、総合商社を志望した理由だ。最終的にはアルジェリアに強かった伊藤忠商事を選んだ。 
「アルジェリア系フランス人の叔母がいるから、その国に興味があったのです。」

 インフラの整っていない国で車を売るのは大変なことだ。
「まず、きれいなガソリンでないと車が壊れてしまうので、流通するガソリンについて情報調査します。」

 イラクでも情報の少なさに苦しんだ。日本の自動車メーカーが新規参入したくても、ガソリンの質も、現地の道路事情も、そもそも車が何台売れているのかも分からない。メーカーの担当者と一緒に、競合メーカーのボンネットを一台一台開けて写真を撮って回った。

 エンジンの種類から、どういうエンジンオイルが流通しているのか、ガソリンスタンドにはどういうタンクがあるのかまで、二人三脚で徹底的に情報を集めた。その甲斐あってついに一部モデルの導入が決まった。

 「あのときはうれしかったですね。本当に」。

 そもそも、女性がイラクに出張することに驚く。
「総合職の女性の中では、いちばん僻地に行っているという自負があります。女性だからという理由で行かせない上司もいますが、私は任せてもらえたので、モチベーションにつながりました。」

 でも、怖さはないのか。
 「幸い、怖い思いをしたことはありません。両親に心配させてしまって、イラク担当を外されたときはすごく喜んでいましたが。」

 それでも、今の仕事の大変なことは、面白いことと同義だと言う。

 「新しい国で見たこともないものや人や文化に出会うのは、心の底からワクワクします。」
アルジェリアでは朝の4時にコーランの音で目が覚めることもある。考え方の違う人たちと同じ目標に向かって進むのは、難しいからこそ面白い。

 時には女性であることがネックになったりするのか。
 「出張先では圧倒的に女性が少ない分、珍しいから会議に出してもらえることもあります。」
女性には女性の働き方がある、ということだ。

 「でも現地の方から、まだ結構しないのかってお説教されますけど。」 と笑う。
今後は、駐在に出て最前線で働くことが希望だ。

 「やはり、最前線を知らずしてビジネスはできないんじゃないかなって思うので。」と、白い歯をのぞかせた。日本の商社は、おもしろい。

 伊藤忠商事は、私です。
 
 (引用:  日本経済新聞)
 

posted by ヒデキ at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月10日

富士山噴火に備える家庭の準備 

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 外資系企業でBCP(緊急時業務続行計画)に携わった私は、いざ大地震や津波、停電、テロなどが起きたさいにどう社員の生命を守り、業務をできる限り円滑に続行するかという仕事を続けてきました。 同じことを家庭においてもしてきました。

 首都圏直下型地震がおきて震度7以上の地震が首都圏を直撃したとき、どうやって家族5人の生命を守っていくか。会社と同様に、考えうるケースを想定して、建物の崩壊で即死する以外のケースで、家族が無事に帰宅、避難して平常時に戻るまでの準備をしてきました。

  〇 緊急備蓄食料3日分の準備、簡易型ガスコンロの準備
  〇 災害対策ダイヤル(171)の連絡方法をメモして家族の財布に入れる

  〇 家屋に入れない際の避難場所の特定
  〇 学校から自宅までの徒歩帰宅ルートの確認
  
  これら準備をしておけば、いざという時にも学校から家、もしくは緊急避難先までたどりつき、食料供給のとだえた際に3日、4日過ごすことはできると思います。

  大地震に対する家庭のBCPはこれで十分だと思いますが、もっと怖いのは富士山の噴火です。富士山が噴火した場合、静岡県東部と神奈川県で30センチの降灰が、東京都で10センチの降灰が予測されています。 

大地震と津波に対する予防は各都道府県が主導で行っていますが、富士山噴火に対する予防を行っているのは今のところ静岡県のみで、神奈川も東京も千葉もまだBCPを行っていません。首都圏に積もった降灰をどうやって収集し、どこに捨てるかという議論は、どの都県も行っていません。

 江戸時代の1707年、宝永大噴火で飛んできた降灰が、江戸の町を5センチから10センチの厚さで覆い、降灰は2週間続いたそうです。

 東京で富士山噴火に遭遇した場合を予想してみましょう。10センチの降灰があり、灰を体内に入れると肺を傷つけるため、防塵マスクをつけて外出しなくてはいけません。 降灰がひとしきり終わり、たまった灰を除去するときにも防塵マスクが必要です。

 怖いのは、10センチの降灰が首都圏全域を襲うと、鉄道も道路も止まってしまい、公共交通網の灰を除去するまでに2週間もかかるという事実です。新幹線、在来線、高速道路、国道、市道、それらすべての公共交通機関が2週間止まると、食料供給がマヒします。

加えて、火力発電所が停止するため、電気も止まります。同じく、水道も止まります。塵の影響で、電気、上水道、下水道といった社会のインフラが2週間も止まってしまい、私たちは会社か家に、電気のつかないまま冬眠状態になってしまう訳です。

 もちろん、降灰の影響のない首都圏より東に脱出できれば良いのですが、大噴火の予兆が出た段階でタイミングよく脱出できるとは限りませんし、東北新幹線や上越新幹線、東北自動車道、関越自動車道は避難民が殺到している可能性があります。 

そんな最悪のケースを想定して、我が家では緊急備蓄用食料と水を2週間分に積み増すことにしました。と言っても、3日分から1週間分に増やしただけで、結構な体積を取ってしまったので、残りは車庫に入れなくてはいけません。 

御嶽山の噴火や鹿児島・桜島の噴火を見ると、活火山は現在、活発期に入ったようです。首都圏直下型地震が来るより先に、富士山噴火の方が起きる確率は高いと考えています。 どんな最悪の事態が訪れても、子供達の生命を守る、というのは、子供たちに教育の機会を与えるのと同じくらい、親の責任だと思っています。

◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 

   企業の危機管理は 「レックスマネジメント」

大地震が起こった時に、しきりと「想定外」という言葉が使われたことはまだ記憶にあたらしいところです。弊社では「想定外の起こらないBCP」の策定手法を開発してお客様に提供しております。

くわえて、世界初の危機管理クラウドサービス Klotho(クロト)を開発し、いざというときのBCP運用の効率化をご提案しています。ぜひご検討ください。http://www.klothocloud.com

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2015年03月03日

サラリーマンを引退、個人事業主へ

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Just started my 2nd life as a Private Business Owner in yesterday. It was a beautiful early Spring day.
Wishing the business goes speedy like the Tokyo Bay Highway.

 第2の人生を個人事業主としてスタートしました。昨日はとても美しい早春の日でした。新しい仲間の運転するポルシェで湾岸高速を飛ばして初勤務。新しいビジネスもこの高速道路並みのスピードで飛ばしたいと思います。
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2015年03月01日

シェールガスの掘削が盛んになったおかげで中東情勢は急激に悪化した

 ロシアで野党の党首が暗殺されるという恐ろしい事件が起こりました。プーチン大統領のウクライナ侵攻に猛烈に抗議している野党の党首が暗殺されるとは、プーチン政権の陰謀ではないかと言われています。

 ロシアに限らず、中東でもシリア情勢、ISISの残虐な行為が台頭していますが、中東情勢の急速な悪化の原因は、元をたどればアメリカでのシェールガス発掘の商業化に主因があると思います。政治と経済は密接にからんでいるからです。

 @ アメリカでシェールガス発掘が大量に行われ、商業化が軌道に乗った 
 A アメリカはもう中東原油の輸入に頼る必要がなくなった
 B 世界の警察官として、中東に武力介入する必要が無くなった
 C ロシアやISISなど、不届きものを制裁しなくなった 
 D したがって世界情勢は不安定になった 

 シェールガスの掘削が盛んになるのは、エネルギー資源が安価になって本来は良いことですが、思わぬ副作用も生んだのですね。
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東京ディズニーランドに無料で入る秘密の方法

 − 株主優待制度を使えば生活が楽しくなる!
      
 みなさんは東京ディズニーランドに無料で入る方法があるってご存知でしたか? 家は中学生の娘が大のディスニーファンで、年に何度もディズニーランドやディズニーシーに行っています。しかも無料で。

  現在、株式市場では 「インバウンド銘柄」 といって、訪日外国人がお金を落とす小売業や、鉄道、ホテルに投資家がじゃんじゃんお金を投資しています。

 オリエンタルランドや、ドンキホーテはこの 「インバウンド銘柄」 の中核銘柄で、 ”買っても買ってもすぐに値上がりし、損することがない” という状況にあります。(MACDが陰転すると、株価が下がり出す可能性が強いですが。) 

 TDLを運営しているオリエンタルランド(株)の株式を100株買うと、年に2回、ディズニーランドに無料で入ることができます。3月末に配当権利、優待権利が確定しますので、我が家はこのタイミングを逃しません。

 ところが、証券投資にはリスクがついてまわります。たとえ3月末の配当確定日にオリエンタルランド株を買ったとしても、権利が落ちた日には優待券をもらった投資家が売り注文を出し、株価が値下がりするのが年中行事です。

 今日皆さんにこっそり教えてしまうのは、株価の値下がりを被ることなく、TDLの優待券だけを無料で手に入れる証券取引があるという事実です。。。

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2015年02月14日

生まれて初めてストップ高を取りました

戸山電機ストップ高.png

 今月ラッキーだったのは、生まれて初めてストップ高を取ったこと <6643戸山電機> 。好業績銘柄を仕込んでおいたら、1日で20%も値段が上がりし、他の銘柄で作った損失を見事に吹き飛ばしてくれました(笑)。資産運用セミナーで習った ”分散投資の効果” を肌で実感しました。

 株をやったことのない人もいると思うので、念のため説明しますと、TSE東京証券取引所には約3,000社の会社が上場されていて、ストップ高をつける銘柄は、一日に数銘柄あるかないかという頻度です。確率的に言うと、交通事故に遭うくらいの確率です(笑)。

もし頻繁にストップ高を取っていたら、私は横浜市ではなく、芦屋市六麓荘町に住んでいるでしょう。
 → あり得ない

射幸心を煽るつもりも無いので、誤解のないよう説明しますと、株で大勝するのは、決して運や情報によって得られるものではなく、自分で地道に泥臭い労力をかけて調査活動をして(企業業績・経済のファンダメンタルズなど)、その結果はじめて得られるものです。

 1日や1か月など短期間で大儲けしようと思ってネット情報などに飛びつきますと、大損にもつながりますのでご注意を。

 エクイティ・ドリームス ! ≪株夢≫

 【 株鬼流 最強の実践道場 − 初めて株をやる人にも分かりやすく株式市場を説明した本です 】
 − 売買高と株価さえ知ればあとの情報は要らない。公開情報は全て今の株価に織り込まれている
 − 株は戦闘。新高値を追っていくところに儲けがある。安値を待っているような保守的な投資は儲けが少ない
 − 売り注文の板にたくさん注文、株数が並んでいるなら、その株は流動性の供給があるから上がっていく。
 − 底値をはいずるような安値圏に株価があるとき、”のろしの煙” のような陽線が付いたら、2〜3か月以内に急騰する。公知でない情報を、誰かが大量に買った証拠



 【 藤巻健史の 金融情報はこう読め − 株売買をする際に、経済のファンダメンタルズがどう動いているかを分かりやすく説明した本です。 】

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2015年02月10日

週4時間だけ働く (3)

 NR (ニュー・リッチ階層) として創造的な仕事に手を染め、あなたのライフを変えてしまう、ポジティブ・シンキングの勧め! 

  “落ち込んだときにヤル気を復活させる秘策”

  アメリカの起業家、インターネットビジネスを立ち上げて、ノマドワーカーになり(好きな場所で仕事をする人)、巨大なネットショップを立ち上げて世界中を旅して回っている人のお話しです。

   【 引用: 週4時間だけ働く − ティモシー・フェリス 】
 

 
 『虚しさは、だいたい退屈のなかに姿を見せる。』 −ヴィクトール・E・フランクル
 アウシュビッツ収容所からの生還者でありロゴセラピーの創始者

  『人生は小さく生きるには短すぎる』 − ベンジャミン・ディズレイリ 
 イギリスの政治家、小説家

 ドリームラインは楽しくもあり、難しくもある。難しければ難しいほど、必要なものとなるだろう。5つのステップのためにモデルワークシートを参照してほしい。

1. 決して失敗することがなく、世界の他の人々よりも10倍も賢いとしたら何をするか?

 6月と12月の2つのスケジュール表をつくり、それぞれ5つのほしいもの (車、家、洋服など物質的なものでも、そうでないものでも)、なりたいもの (料理上手とか、中国語ペラペラになっているとか)、やりたいこと (タイを訪れてみるとか、海外リゾートに行くとか、ダチョウレースに参加してみるとか) を順番に書き出していく。

 ほとんどの人がそうだろうが、望むことを特定のカテゴリに入れるのが難しければ、それぞれについて嫌なことや恐れていることを反対側に書き出す。できるとかできないとかで制限したり、どうやってやるんだろうと考え込んではいけない。今はそんなことは重要ではない。これは抑圧を解くエクセサイズだから。

 断定したり自分をごまかしたりしないよう気をつけよう。本当はフェラーリが欲しいのに、何か後ろめたくて、世界の飢餓の解決なんて書いてはダメだ。有名になることを夢見る人もいれば、富や名声を求める人もいる。

 どんな人でも悪いところがあるし、自信なんかないだろう。何か気持ちを楽にしてくれるものがあれば書く。私はレース用のバイクを持っている。実際スピード狂だという事実はさておき、バイクは自分がクールな奴にでもなったような気にさせてくれる。何も間違ったことなんてないから全部書き出そう。

2. 何も思いつかない?
 
 抑えていた不平不満を吐き出すことと違い、ずっと夢見ていたことを明確に思い描くことは難しいことがよくある。これは特に 「やりたいこと」 カテゴリーにも当てはまることだ。もしそうなら、次の問いについて考えてみよう。

 A  銀行に1億ドル (約118億円)あったら、毎日どんなことがしたいだろう?
 B  朝起きてどんなことがあったらわくわくするだろう?

 あせらずに、じっくり考えてみよう。まだ思いつかなかったら、次のようにして 「やりたいこと」 の欄に書き込んでみよう。書き出すことが、自分の気持ちを変える上で大切なんだ。

 訪れてみたい場所をひとつ
 死ぬ前にしたいことをひとつ (生涯の思い出に)
 毎日したいことをひとつ
 毎週したいことをひとつ
 ずっと学んでみたかったことをひとつ

3. なりたいものになるには、必然的にどんな「やるべきこと」 を必要とするか?
 
 行動を起こすために、それぞれ 「なりたいもの」 を 「やるべきこと」 に置き換えてみよう。そのなりたいものを特徴付ける行動がどんなものか、そうなるためにしなくてはならないことを考えてみよう。

 思いつくのは「なりたいもの」 の方がかんたんなのだが、この項では 「やるべきこと」 にあたる行動を考えてみることにしよう。次の例を見てみよう。

 料理上手 → ひとりでクリスマスのディナーをつくる。
 中国語ペラペラ → 中国人の同僚と5分、中国語で話してみる。

4. すべてを変えてしまう4つの夢とは?

 まずは6か月の表を使って、一番わくわくする、もしくは重要な夢をすべての欄から4つ、〇印でも蛍光ペンでもいいからマークする。12か月の表でも同じことをやってみる。

5. 2つのスケジュール表の夢にかかる費用を決め、ひと月あたりの目標収入 TMI ( Target Monthly Income ) を計算する。
 
 財政的に、4つの夢それぞれにひと月どんな費用 (家賃、ローン、月賦) がかかるか?総計ではなく毎月のキャッシュフロー、入ってくるお金と出るお金、収入と支出から考えよう。

 物事は、あなたが考えているよりもずっと少ないお金しか、かからないものだ。例えばショールームにやってきたピカピカのランボルギーニ・ガヤルド・スパイダーは26万ドル(約3千万円) するが、月々341万円で買える。

 私のお気に入りのオースティンマーチンD89は、走行距離1000マイルでeBay で13万ドル (約1,530万円) 、月々約23万円だった。

 世界一周旅行 (ロサンゼルス−東京−シンガポール−バンコク−デリー-ロンドン-フランクフルト-ロサンゼルス) で約16万円っていうのはどうだろう?

 最後に、ドリームラインを実感するために、2つのスケジュール表のそれぞれのひと月あたりの目標収入 (TMI) を計算してみよう。やり方はこうだ。

 まず、A、B、C欄から4つの夢それぞれにかかわる費用を足す。0になる欄もあるかもしれない。それはすばらしい。次に、月々の支出に1.3 を掛ける (1.3というのは支出に、安全や貯金のための余裕の30%を考えてのもの)。

 この総計があなたのひと月あたりの目標収入であり、最後まで覚えておいてほしい目安だ。さらにひと月あたりの目標収入(TMI)を30で割り、TDI (Target Daily Income) つまり1日あたりの目標収入額を算出する。日々の目標に取り組む方がかんたんだと思えるからだ。

 金額は思っていたより低いだろう。「ほしいもの」を生涯一度の 「やりたいこと」 に交換すればするほどその金額は少なくなる。

 行動を起こせば、この傾向に拍車がかかる。総額を見てたじろぐことはあっても、不安を感じる必要は全くない。私は学生が3か月以内に月に1万ドル以上の余分な収入を手に入れるよう手助けした。

 6. 6か月に行う4つの夢それぞれのための3つのステップを決定し。。。
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(つづく)



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2015年02月03日

シリコンバレーの今 (4)

 “先導役狙うグーグル、インテル”

 シリコンバレーの未来は、スタートアップだけでは語れない。半導体やネットの時代に成功を収めた巨大企業も、次世代のイノベーションをふたたび自社で主導しようと必死だ。

 その姿勢は、大企業傘下のコーポレートベンチャーキャピタル (CVC) の活況が如実に示す。米フェンウィック&ウェストの調査では、シリコンバレーのベンチャー企業案件のうち、CVCが関与した割合は39%と、4年前からほぼ倍増した。

 中でもずば抜けて積極的なのがグーグルだ。同社は2011年にラリー・ペイジ氏がCEOに就任すると、無人運転やロボットなど長期的な研究開発に大きく舵を切った。

 同じ傾向がスタートアップ投資にも表れている。傘下のグーグル・ベンチャーズは昨年1年で75社に新規出資した。ウーバーの約2億6000万ドル (約320億円) の資金調達に参加したかと思えば、シード段階の企業にも出資する。

 投資分野は遺伝子解析から教育、金融まで幅広い。こうしたデータ関連の企業を、本社の有能なエンジニアが協力して育てている。

 インテルが設立したインテル・キャピタルも一段と存在感を増す。同社はクラウドやウェアラブル機器など、インテルの事業に直接貢献する可能性のある企業への投資が多い。インテル・キャピタルのアービン・ソダニー社長は、 「大企業にとって、スタートアップの技術革新から受ける恩恵の重要性が増している。」 と語る。

 フェイスブックも同様だ。人工知能学会にはマーク・ザッカ−バーグCEOが視察し、目を皿のようにして新技術の発掘に余念がない。成長鈍化への危機感が、潤沢な資金力と相まって、各社を技術革新に突き動かしている。

 “なぜシリコンバレーから途切れることなくイノベータ−が生まれ続けるのか”

 シリコンバレーがきわめて特殊なイノベータ−算出の地である背景として、活力の源泉は “成功した者は次世代を育てる” との不文律にある。進歩を続ける育成システムが、勢力の拡大に寄与しているのだ。

 1930年代から2011年までの卒業生の29%が起業し、3万9,900の会社を設立。累計540万人の雇用を創出した。直近1年間で稼ぎ出した収入は合計280兆円。

 − これは米スタンフォード大学の卒業生が世界経済に与えたインパクトを調査した結果だ。

 調査を担当したチャック・イースリー教授によると、規模の違いがあるので単純比較はできないものの、東海岸のMIT (マサチューセッツ工科大学) を上回る波及度合いだという。カリのこの280兆円を世界のGDPランキングに当てはめると、ドイツに次ぐ5位に相当する。

 スタンフォード大学は、シリコンバレーに幾多の人材を輩出し、その創成期からエコシステムの中心にあり続けた存在だ。2013年にOBの一人が近隣のサンマテオで新たな大学を開校した。その名は 「ドレーパー・ユニバーシティ」。 18〜26歳の若者に起業のイロハを叩き込む学校だ。

 創設したのは、大手ベンチャーキャピタルのドレッパー・フィッシャー・ジャーベットソンの創設者ティム・ドレーパー氏。無料ネット通話サービスのスカイプや中国の検索サイトの百度(バイドゥ) など、多数の有名企業に出資してきた。

 シリコンバレー有数の成功者だ。その彼が約24億円の私財を投じて、将来の起業家を育てようとしている。プログラムは約2か月間で、学生たちは寮に泊まり込む。費用は約110万円。その内容はとても過激だ。

 たとえば、鶏を各チームに1羽ずつ渡し、晩御飯にするといった指示が与えられる。鶏を絞めた経験のある者は皆無だから皆、途方に暮れる。「いったい誰が殺すのか」 「どうやるのか」。こうした環境に追い込んで自らの適性や立ち位置を見つけさせることまでする。

 「自分はもうファンドには携わらない。この大学に専念するためだ。」 ドレーパー氏はこう語る。後進を育てるために、長年培った経験やネットワークを惜しげもなく利用する。

 プログラムでは旧知の経営者らを呼んで、自らの経験を話してもらう。昨年招いた一人はアップル社でアップルストアを立ち上げたロン・ジョンソン氏。実績を買われて米百貨店のJCペニーにCEO (最高経営責任者) として移ったが、わずか17か月で解任された経験を持つ。

 「失敗から学ぶことを教えたい。」 とドレーパー氏は言う。
シリコンバレーの強みは何か?
 
 繰り返し語られてきたテーマだが、次世代を育てるマインドを共有していることはその一つだろう。若き日のスティーブ・ジョブズ氏が、インテルの創業者であるロバート・ノイス氏にアドバイスを受けた話は有名だ。

  “育成力を競う投資家”

 もちろん起業家を育てる仕組みは学校だけにあるのではない。「ベンチャーキャピタルはスタートアップに価値を提供できなければ死ぬしかない」 中堅ベンチャーキャピタルのストームベンチャーズのマネージング・ディレクターであるジェイソン・レムキン氏はこんな言い方をする。

 お金という切り札を持つ投資家ですら、育てる能力がなければたちまち淘汰される時代になったからだ。有力VC、シエラベンチャーズのティム・グレリ、マネージング・ディレクターは不敵に笑う。

 「10年かけてネットワークを構築してきた。このレベルで持っているところはほかにない。」
 この 「ネットワーク」 とは、大手企業でIT戦略の責任者を務めるCIO (最高情報責任者) を組織化したものを指す。

  【 スタートアップ! シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣 】
 
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2015年01月25日

シリコンバレーの今 (3)

" シリコンバレーがもたらす未来とは? "
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 【 スタートアップ! シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣 】
 

 「この半年あまりで、120人の難病患者が抱える問題を解決できたよ」 サンフランシスコのSoMa地区にある、起業家が愛用するカフェ 「サイトグラス」。大きな焙煎機を備えた吹き抜けの店内でエスプレッソをすすりながら、医療関連スタートアップ、米クラウドメドのジャレド・ヘイマンCEOは語りはじめた。

 難病には精通した専門医が少なく、病名の特定さえ困難なこともある。クラウドメドは、インターネットを介したクラウドソーシング(群集知の利用) を使い、こうした難病の患者を診断したり、治療法を助言したりする。

 医療情報は医師でなければ提供できないというのが従来の常識だ。これに対し同社は、世界中の医療従事者や患者、科学者などからネットで対処法を募集。独自のソフトウェアで意見を数値化し、最も有効と思われる方策をはじき出す。

 患者1人につき約50人の意見を集めれば、精密な予測ができる。ヘイマン氏は、もともと医療の専門家ではない。16年前に起業した調査会社で開発した予測技術を応用し、医療の革新に挑むことにした。

 2012年12月に有力アクセラレーターのYコンビネーターの支援対象に選ばれ、半年後に複数の大手ベンチャーキャピタルからシード資金を調達。ヘイマン氏は、「将来は、病気になれば誰もが使うサービスにしたい。」 と夢を描く。

  “半世紀ぶりのイノベーション”

 サイトグラスから歩いて10分ほどの、何の変哲もない貸オフィス。ここにもまた、イノベーションの芽がある。ターゲットは、過去50年近く使われてきた精度の低い「経済指標」 だ。

 米プレミスは、世界各地でどんな商品がいくらで売られているかを示す物価データを解析する。国の経済政策を左右する物価動向は従来、政府や中央銀行が定期的に調べてきた。だが、同社のデータは「今この瞬間」
の物価を把握できる点で質が全く異なる。

 インド・ムンバイの市場に並ぶタマネギ、南米ブエノスアイレスのパン、香港のシャンプーの通販価格。同社はこれらの情報を1時間おきに取得する。世界30か国超・約700人の協力者が、コンピュータの指示に従い、スマートフォンで商品写真や価格、位置情報などを送ってくる。

 世界の通販サイトを自動で巡回して得た情報も統合し、物価変動を精緻に割り出す。

 プレミスの構想は、物価分析にとどまらない。商品の需給や景気変調の予兆など、あらゆる経済活動をリアルタイムで把握するのが目標だ。デイビッド・ソロフCEOは、「これまでの金融政策や企業経営は、古い経済指標にもとづく不正確なものだった。我々のデータならこれを刷新できる。」 と言う。

  “ソフトが既存産業を侵食”

 シリコンバレーから次々と画期的な技術や製品が生まれるようになったのは、1950年前後のことだ。その後の歴史を振り返ると、技術革新にはいくつかのフェーズがあった。

 第1フェーズは、1947年のトランジスタ発明に端を発する半導体技術の進展だ。開発者の一人、ウィリアム・ショックレー氏がマウンテンビューに研究所を設立し、後に米インテルを創業したロバート・ノイス氏やゴードン・ムーア氏を輩出した。

 半導体の微細化で、企業での利用に限られてきたコンピュータが消費者に身近になった。スティーブ・ジョブズ氏らが創業したアップル・コンピュータが77年に発売したアップル2が、パソコン時代という “第2世代” を呼び寄せた。

 さらに、90年代半ばにはウェブブラウザーが誕生し、 “第3フェーズ”のインターネット時代が到来する。米グーグルが、かつてないスピードで巨大企業に成長した。一方、この間に注目を浴びたクリーンテックへの多額の投資は、大半が失敗に終わった。

 そして今、シリコンバレーは “第4フェーズ” に動き出している。その方向性を最も端的に指し示すフレーズが、 “Software is eating the world” (ソフトウェアが世界を侵食する) だ。

 スマホの普及で、世界のネット利用者は30億人に迫る。その一方で、クラウドや無料のプログラミングツールが充実し、ソフト開発のコストは激減。今やソフトは、少資本で、全世界を瞬時に市場に取り込む力を持つ。

 その破壊力は、ITの枠を超え。。。
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 ( つづく )
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2015年01月20日

三菱商事出身者はなぜモテる?

 産業界で外部人材を登用する動きが加速する中、三菱商事の “人材輩出力” が注目されている。

 日本ケンタッキー・フライド・チキンや日本ケアサプライなど連結子会社にトップを送り込んでいるのはもちろん、食品スーパー大手のライフコーポレーションは仕事で知り合った三菱商事社員にほれ込み、トップに迎え入れたいと三菱商事首脳に直談判したほどだ。資本関係がなくてもサントリーホールディングス(HD)が三菱商事出身でローソン前社長の新浪剛史氏を社長に招聘(しょうへい)するなど、活躍の舞台は広がっている。

 「40歳前後で経営を任せられる」独自の人材育成に取り組んでいる成果といえ、特に小売りや食品業界では抜きんでた存在だ。人材を送ってほしいという“ラブコール”も相次いでいるという。三菱商事の“人材道場”の秘訣(ひけつ)を探った。

 財務や企業統治に明るい商社マン

 小売りや食品業界などでこのところ外部人材の登用が目立つのは、海外戦略やビジネスモデルを変えないと合従連衡が進む業界で生き残れないとの危機感が背景にある。若いころから財務や企業統治のイロハをたたき込まれる商社マンを迎えることで、組織強化や変革を期待する面もありそうだ。

 後継者難という事情も重なる。一代で日本最大の食品スーパーチェーンを築いたライフコーポレーションの清水信次会長もそのひとり。

 現在の社長、岩崎高治氏との出会いは1994年にさかのぼる。当時20代後半だった岩崎氏は三菱商事から子会社の英食品メーカー、プリンセスに出向し、冷静な決断や粘り強い交渉力が求められる企業買収に奮闘していた。

 そこに英国視察でリバプールを訪れた清水氏は若いが、英国の流通業界に精通する岩崎氏にほれこむ。その後、三菱商事首脳に直談判し、岩崎氏を1999年に取締役で迎え入れ、2006年に社長に就任した。

 人材道場は修羅場での経験?

 その岩崎氏の経営哲学のひとつが「経営リスクをどこまで減らせるか」。その原点は最初の配属先の果汁チームでの失敗にある。大手飲料メーカーから依頼された炭酸飲料の桃果汁の原料調達を一手に任され、その夏の大ヒット商品の舞台裏を支えた。その勢いに乗じ翌年分を調達したが、その年は商品が売れずじまい。膨大な在庫をかかえた。

 それでも上司は次の修業先のプリンセスへと送り出した。その時の「反省と若い自分に仕事を任せてくれた上司への感謝の念」が「英国時代の企業買収でいかにリスクを減らすかの工夫につながった」と岩崎氏は振り返る。修羅場の経験が今のリーダーシップをはぐくんだに違いない。

 福祉用具のレンタル卸で全国89カ所の営業所を切り盛りする、日本ケアサプライの金子博臣社長は、一泊して派遣社員や営業社員との意見交換する全国行脚が信条だ。派遣社員も入れると社員数は700人近くにのぼるが、営業所は5人から10人規模の小所帯で8割は地元出身だ。

 それだけに「モチベーションをどうあげるかが経営者の最大の仕事だ」と話し、ひざ詰めで悩み相談に応じることもある。

 その出発点は20代後半のアフリカのザンビア事務所長時代の経験だ。日本人一人に現地スタッフという境遇の中、今まで見えなかった本社とのやりとりに気づいた。「大変だけど頑張って」と励ましもあれば「こんなこともできないのか」と上から目線もある。この時の経験が、逆の立場に立った今「やる気になるメッセージの出し方や部下への接し方につながっている」という。

 経営人材育成にあの手この手

 三菱商事が経営人材の育成に力を入れる背景には、収益構造がこの10年で貿易から事業投資へ大きく変化したことがある。

 かつてはメーカーの輸出代行で口銭を稼ぐのが仕事だったが、メーカーの海外進出で出番は減った。資源や海外の事業へ直接投資し、約600社の連結子会社の収益や配当収入が屋台骨を支える。

 「資金だけではなく人も送り込み経営を支えるのが投資銀行との最大の違い」。三菱商事の小林健社長は、売り逃げる投資銀行と一線を画すのは「人財」だと断言する。

 小売りや食品を担当する生活産業グループには、後継者人材を送ってほしいという要請が強くなっており、実際に中国事業を拡大する平和堂や食品スーパー業界第2位のアークスにも経営幹部を送り込む。

 同グループの経営人材育成プログラムはこうだ。最初の5年は取引実務やチーム力、人間力をたたき込む。次の5年間は経営人材の概念を入れ込み10年目以降は出向などで実践を積む。「30代後半から40代前半でどこの会社でも経営が任せられる」(小川広通生活産業グループCEOオフィス室長)のが目標だ。

 日本ケアサプライの金子社長は人材育成のカギは「経営学や財務諸表の読み方よりも、実務で利害が一致しない、板挟みの環境で切磋琢磨(せっさたくま)する環境」だと話す。利害が違う相手と交渉すれば、信頼関係を持ちながらも落としどころを探る工夫が自然と身につく。

 全社をあげた研修も余念がない。入社8年目までに全員を海外に出し、ビジネススクールと提携し、日本人と外国人の幹部候補生の合同研修も実施する。

 経営力のある人材の育成は、少子高齢化を迎えた日本にとって喫緊の課題のひとつといえる。三菱商事の取り組みは中長期的に日本力を高めることにつながるとの期待も大きい。

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  【 「世界をよくする仕事」で稼ぐ― 三菱商事とドリームインキュベータで学び、サイバーエージェントに1億円で事業を売却した僕の働き方、 大沢亮箸 】

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2015年01月18日

シリコンバレーの今 (2) 

 “優秀なのは学歴イマイチでも大手で活躍する人”

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 シリコンバレーでは、バブリーな雰囲気の一方、危機感を常に抱えています。ITバブル崩壊のときは、ヒューレット・パッカードが世界で45,000人も解雇しました。カリフォルニア全域でも、テクノロジー関係に従事していた人のうち、約半分が失業という暗澹たるありさまでした。

 その恐怖心がいまでもある、というわけではないのでしょうが、自分の能力をどんどんアップしないと、世間で重宝されなくなったら終わり、という空気があります。そこで、働く職場を選ぶときに、常に最先端の技術や製品に触れられる仕事であることを優先するエンジニアは非常に多いですね。

 企業が優秀なエンジニアを採用するためには、大きく3つのことが必要です。

 @ 将来性が感じられる魅力的な事業内容であること、
 A エンジニアの専門性を活かし、さらに新しい技術を学べるような製品を開発していること、
 B 高給、高待遇であること。

 この3つが揃っていないと、なかなか採用できないですね。でも、仮に採用されたとしても、正社員の在籍期間は3年程度ということが多い。それで元がとれるのかと思うかもしれませんが、シリコンバレーでは一般に、18か月いてくれれば十分に元はとれる、といわれています。

 6か月だと赤字、12か月だとトントン。2年もいると古参兵、という評価になります。

 特に若い人だと、最新のモバイル機器をどう使うのかなど、いてくれるだけで開発のヒントになることが多い。たとえ短い期間でも、在籍してくれることのメリットは大きいんです。

 そんなシリコンバレーですが、実はけっこうな学歴社会なんです。新卒で就職するためにはやっぱり一流大学卒でないと難しい。一流と言うのは、ハーバード大などのアイビーリーグクラス。最低でもクリアしてほしいのは、カリフォルニア大学クラス。日本で言うとMARCHぐらいのレベルです。

 でも、やっぱりアイビーリーグクラスがいいという人は結構います。学歴がないと、最初の仕事を始めるためのフィルタリングを通れないのです。逆に言うと、キャリアをスタートさせられれば、その後は、学歴は関係ありません。

 そこでの実績や、周囲の評価が高ければ、人の紹介でいろんな会社に行けるようになります。

 シリコンバレーでは、人を採用する際は必ずリファレンスチェックを行います。求職する側が、これまで一緒に働いていた人たちの連絡先を、数名分応募先の会社に提示し、求職者本人についての評価を聞く、というものです。

 本人が伝えてきた連絡先なんだから、その人に都合の悪いことを話すはずがない、と思うかもしれませんが、さにあらず。人間そうそう嘘はつけないもので、直接聞くとその人がどんな人柄で、どれくらい能力があるか、わかるものなんです。従って、上司や同僚の評価は大切です。

 ベンチャーで働いたり、起業した経験があったりすることも強みになります。指示がなくても自分で考えて動くことができ、目まぐるしく変わる技術革新についてこられるスピード感を持つ人だと評価されるのです。

 私が応募者の履歴書を見て 「この人は優秀だろうな」 と思う人は、学歴はパッとしなくても、グーグルやアップルの大企業、注目されているベンチャーなどで働いた経歴がある人です。それだけ周囲から能力が評価されている、ということだからです。

 また、シリコンバレーの企業は大体役職が同じです。肩書のないヒラ社員から始まり、マネージャー、ディレクター、シニアディレクター、バイスプレジデント、シニア・バイスプレジデント、といった具合に上がっていきます。

 (渡辺智香 : 1964年東京生まれ。東京大学工学部卒業。スタンフォード大学MBA。三菱商事、マッキンゼーなどを経て2000年にシリコンバレーへ。現在、コンサルティング会社 Blueshift Global Partners 社長 ) 

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 【 スタートアップ! シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣 】
 

  人は誰でも自分の人生の起業家だ! 人生に必要なことはすべてスタートアップに詰まっている!

 「人生をうまく舵取りしていくには事前のプランも必要だが、それと同時に、人脈を活かして、資源、つて、情報、ひらめきを引き出し、その時々でプランを変更できるだけの俊敏さがなくてはならない。リード・ホフマンはこの達人である」 MITメディアラボ所長 伊藤穣一

 ■  自分自身を「永遠のベータ版(未完成品)」ととらえる

 シリコンバレーでは、3年は永遠にも感じられる長さだという。グーグル、アップル、フェイスブックなどが誕生したイノベーション、起業の聖地。数多くのスタートアップが次々に生まれるが、順風満帆に突き進めるところなどひとつもない。それでも、起業家は、自分自身を「永遠のベータ版(未完成品)」ととらえ、ビジョンを抱き、リスクをとって、変化の激しい日々をたくましく生き抜き、そこに生きがいを見出す。

 本書は、これからの時代、会社を興す人だけでなく、あらゆる人が、一人ひとり起業家精神をもち、スタートアップの発想を取り入れて、自分の強みを伸ばし、人脈を築いて、自分の人生を切り開いていくための秘訣を説く。

 ■ 大志、資産、市場環境の3つのバランスをとる

 自分の強みを活かすうえで重要になるのが、大志(ビジョン)、資産(能力、知力、財力)、市場環境(市場に
おけるニーズ)。この3つによって自分の競争力が決まり、状況によってそのバランスは変わります。自分にとってのこの3つとは何かに、気づけます。

 ■ ABZプランニングで柔軟かつ俊敏に

 今進もうとしている計画がプランA、方向転換する計画がプランB。AもBもダメなときに 緊急非難するための計画がプランZ。「失敗は許されない」なんていうのは映画の中のセリフ。シリコンバレーではリスクをとって挑戦し、違ったら戦略を変更する、そんな柔軟さが欠かせません。そしてそれは自分を追い込まない秘策です。

 著者: リード・ホフマン (Reid Hoffman)

 世界的に著名な起業家にして投資家でもある。1億人を超える会員数を誇る世界最大のプロフェッショナル・ネットワーク、リンクトインの共同創業者兼会長。ペイパルの創業時から取締役会に名前を連ね、上級副社長も務めた。現在はシリコンバレーの主力ベンチャー・キャピタル、グレイロック・パートナーズの共同経営者を兼ねる。フェイスブックやジンガなど、100 社を超えるテクノロジー企業に早い段階から投資を行っている。
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2015年01月12日

シリコンバレーの今 (1)

 “初任給1千万円はザラという世界”

 超高給で食事は無料、最高の働き心地のシリコンバレーはさながら、日本のバブル期以上という。三菱商事からマッキンゼーを経て、2000年からシリコンバレーでコンサルティング会社 Blueshift Global Partners の社長を務める渡辺智香氏が語る。

 「 2000年からシリコンバレーに在住しているのですが、最近の状況を一言で言うと “バブル” です。ソフトウェアエンジニアの給料がうなぎ上りで、特に若くて優秀な人材の獲得競争が激しくなっているんです。

 たとえば一流大学の情報科学・情報工学を卒業した学生なら、初任給が年800万〜1,000万円というのはザラ。修士・博士までいった人なら、さらに数百万円ずつが上乗せされます。

 最近では青田買いが進み、インターンシップに月給60万円以上を支払い、住宅と通勤の足まで会社が提供するのがインターンの “当たり前の条件” になってきました。

 グラスドアという情報サイトによると、全米のインターン月給トップ10のうち、IT関係でないのはエクソンモービル1社だけ。ほかはすべてシリコンバレーの企業でした。

 インターンでこれですから、正社員なら2,000万〜3,000万円プレーヤーはそこら中にいます。

 オンライン決済サービス 「ペイパル」 を創業したピーター・シールというベンチャーキャピタリストは、20歳以下の企業家の卵20人に10万ドル (約1,200万円) を出す “シール奨学金” を2011年に始めたのですが、その条件は 「大学を中退すること」。

 高校生や中学生をインターンとして採用する企業も出てきていて、エンジニアの獲得競争はどんどん低年齢化しています。背景には、エンジニアは年齢に関係なく、ソフトウェアのコードが書ければそれでいいという職種であることが影響していると思います。

 このままいくと、ベンチャーキャピタルが幼稚園の前でビラを配る日が来るんじゃないかという冗談も飛び交うほどです。

 給料だけでなく、待遇も破格です。食事はすべて無料、自宅から会社までのWi-Fi付き高給送迎バスあり、というのはもはやスタンダード。「オフィス内ヨガ」 「社内ジム併設」 「健康保険100%負担」 などなんら珍しくありません。

 冷蔵庫には無料のドリンクがあふれ、キッチンには無料のおやつが山積み。エンジニアは、なぜか食べ物に弱いんです。

 グーグルは毎週40〜50人も社員を採用していて、入社オリエンテーションは毎週行われています。これはグーグルだけでなく、シリコンバレーの企業ではもう慣習になっていて、中国系米国人の私の夫も最近転職したのですが、入社オリエンテーションを受けた翌週のオリエンテーションで、新入社員向けのスピーカーをやったと言っていました。

 エンジニアはリクルーターから連絡が殺到するのが面倒なので、会社を辞めてもあまり大っぴらにしません。日本のバブル期以上の雰囲気です。

 “2000年のITバブル崩壊で街は失業者だらけに”

 もともとシリコンバレーは、景気の波が非常に大きい地域です。そもそもアメリカがそういうお国柄ですが、その中でもシリコンバレーは特に激しい。2000年前後に起きたITバブルでは、盛り上がり方もすごかったのですが、はじけた後の落ち込み方もすさまじかった。

 引っ越しに使うレンタルトラックがシリコンバレーからなくなったと言われるくらい、出て行く人が続出。失業者が街にあふれて、年単位で仕事がない、という状況で、自転車でもこぐか、と失業者がチームを組んでそこら中で走ったりしていました。

 それからしばらくは低空飛行が続いたのですが、2010年くらいからアーリーステージのベンチャー企業の動きが活発になってきたんです。その大きな要因となったのは、インターネットユーザーの爆発的な増加です。

 新興国や途上国でもネット環境が当たり前に整うようになり、スマートフォンも普及。その中で、空き部屋シェアサイトの Airbnb や、タクシー配車サービスのウーバーなどが登場しました。

 ネットがインフラとして定着したことで、起業するコストも驚くほど下がり、ベンチャー企業が激増。しかも、サービスが当たれば、あっという間にユーザーが数十万人という規模になり、大成功してしまう。

 実は、メガベンチャーが華々しく躍進する裏側では、圧倒的な数の負け組が存在するのですが、ともあれ一部の勝ち組は優秀なエンジニアをガンガン採用していきます。そこで給料は二の次、とにかく採用しろ、という流れになっています。

 その一方で、エンジニアなら誰でもいいというわけでもありません。優秀な人とそうでない人の差はとても大きい。優秀でない人はいるだけで足を引っ張るので、いないほうがマシだそうです。従って、一部の有能で若いエンジニアをめぐり、激しい獲得競争になってしまう。

 この状況は19世紀の産業革命に次ぐ “ソフトウェア革命” が今起きているのではないでしょうか。ソフトウェアによって世界中でいろんな仕事が機会に置き換えられている。シリコンバレーはその中核地です。

 ソフトウェアエンジニアは 「自動化する側」 で、ほかの仕事、特にサービス業やブルーカラーは 「自動化される側」。自動化される側は職を失う危機にさらされる一方、自動化する側は巨万の富を手にする時代です。

 それが今、ここで世界で起きていることなのだと思います。

 ( つづく)

 【 スタートアップ! シリコンバレー流成功する自己実現の秘訣 】
 

  人は誰でも自分の人生の起業家だ! 人生に必要なことはすべてスタートアップに詰まっている!

 「人生をうまく舵取りしていくには事前のプランも必要だが、それと同時に、人脈を活かして、資源、つて、情報、ひらめきを引き出し、その時々でプランを変更できるだけの俊敏さがなくてはならない。リード・ホフマンはこの達人である」 MITメディアラボ所長 伊藤穣一

 ■  自分自身を「永遠のベータ版(未完成品)」ととらえる

 シリコンバレーでは、3年は永遠にも感じられる長さだという。グーグル、アップル、フェイスブックなどが誕生したイノベーション、起業の聖地。数多くのスタートアップが次々に生まれるが、順風満帆に突き進めるところなどひとつもない。それでも、起業家は、自分自身を「永遠のベータ版(未完成品)」ととらえ、ビジョンを抱き、リスクをとって、変化の激しい日々をたくましく生き抜き、そこに生きがいを見出す。

 本書は、これからの時代、会社を興す人だけでなく、あらゆる人が、一人ひとり起業家精神をもち、スタートアップの発想を取り入れて、自分の強みを伸ばし、人脈を築いて、自分の人生を切り開いていくための秘訣を説く。

 ■ 大志、資産、市場環境の3つのバランスをとる

 自分の強みを活かすうえで重要になるのが、大志(ビジョン)、資産(能力、知力、財力)、市場環境(市場に
おけるニーズ)。この3つによって自分の競争力が決まり、状況によってそのバランスは変わります。自分にとってのこの3つとは何かに、気づけます。

 ■ ABZプランニングで柔軟かつ俊敏に

 今進もうとしている計画がプランA、方向転換する計画がプランB。AもBもダメなときに 緊急非難するための計画がプランZ。「失敗は許されない」なんていうのは映画の中のセリフ。シリコンバレーではリスクをとって挑戦し、違ったら戦略を変更する、そんな柔軟さが欠かせません。そしてそれは自分を追い込まない秘策です。

 著者: リード・ホフマン (Reid Hoffman)

 世界的に著名な起業家にして投資家でもある。1億人を超える会員数を誇る世界最大のプロフェッショナル・ネットワーク、リンクトインの共同創業者兼会長。ペイパルの創業時から取締役会に名前を連ね、上級副社長も務めた。現在はシリコンバレーの主力ベンチャー・キャピタル、グレイロック・パートナーズの共同経営者を兼ねる。フェイスブックやジンガなど、100 社を超えるテクノロジー企業に早い段階から投資を行っている。
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