2017年09月03日

観光立国はまだ始まったばかり

【 観光立国はまだまだ始まったばかり 】
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今、大学生の次男坊がヨーロッパを旅行しています。フランクフルトにはじまり、パリ、バルセロナ、アテネ、サントリーニ島(ギリシャ)、ドブロフニク(クロアチア)と3週間で5都市を回っています。

 あと2週間旅を続けて戻ってくるのですが、ヨーロッパの観光都市の集客力は凄いと思います。人口の「20倍」 「400倍」の観光客が押し寄せるからです。

 バルセロナの場合、160万人の住民に対して年間3、200万人もの観光客が訪れていることに注目すべきです。これは日本にやってくる訪日外国人観光客数を大きく上回る数です。

 首都圏の人口と同じくらいの観光客が毎年、バルセロナにやってくるわけです。さらにいえば、スペインの人口は4,650万人ですが、2016年に7,560万人の観光客が訪れています。一方の日本は、1億2700万人の人口に対して、まだ2,400万人しか訪れていません。

しかし不思議なのは、人口160万人の町でどこにそんな多くの観光客が泊まるホテルがあるのかという問題です。1日あたり87,670人が宿泊しているのですから。

 それを可能にしているのが民泊です。現在、バルセロナには7、000軒の民泊があると言われています。

 民泊を開業する参入者が増えたことで、地価が暴騰、家賃も上昇しています。極端なケースでは、民泊で儲けようという人が家賃を吊り上げて住民を追い払い、どんどん「民泊化」を進める動きもあるそうです。

 バルセロナをはるかに上回るのがベネチア。ベネチアに訪れる観光客は、人口の「400倍」。

 前提として、京都や東京の観光と比較しておきましょう。市街地のあるベネチア市街の人口は、第2次大戦後3分の1にまで減少して、現在5万5000人となっています。日本でいえば、佐渡島とほぼ同じです。

 その島に訪れる外国人観光客は、なんと年間2,200万人。現在の日本にやってくる外国人観光客とほぼ同じくらいの数の観光客を受け入れています。

 人口5万5000人の町に、一日あたり60,200人が訪れるというわけですから、住民よりも観光客の方が多いわけです。

 ヨーロッパにはこんな豊かな観光都市があちこちにあります。
日本にも民泊(Air BNB)をたくさん作って、どんどん外国人観光客を取り込み、デパート、小売り、コンビニ、鉄道、バス、アパレル店舗にお金を落としてもらったら、GDPもはるかに伸びるでしょう。

 そのためには改善しなくてはいけないインフラもあります。首都圏の地名、行先表示板の少なさと、文字の小ささ。都心部では地図を片手に迷っている外国人観光客をたくさん見かけます。

 いちばんの例が地下鉄の駅名。東京人の趣味でしょうか、目立たぬよう小さな字で駅名表示が書かれています。これを大阪市営地下鉄なみの大きな字でドカーンと、日英表記すればどれだけ分かりやすいでしょうか。

 表示板が少なすぎるうえ、字も小さい。これでは外国人観光客も困ってしまいます。

 また、街中にゴミ箱が少ない。オウム真理教事件が起きた1997年を境に、テロ対策のために駅のゴミ箱は撤去されてしまいました。

 外国人はゴミの捨て場に困っています。コンビニに行かないとゴミ箱がないからです。
街なかにベンチが少ないのも観光客にとっては冷たいと映るでしょう。

 銀座や新宿の街中に、ほっと一息がつけるベンチを多数置けば、観光客だけでなく、日本人も東京の街が好きになるでしょう。
  
 少しずつ外国人観光客の目線で街中を見直していけば、小さな改善が大きな変化となってリピーター観光客を増やすことになると思います。

 観光立国は、まだまだ大きなポテンシャルを持ったニッポン経済の起爆剤だと思います。
posted by ヒデキ at 23:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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