『戦争論』 ドイツ参謀本部のバイブル
人生に勝つ。仕事に勝つ ”戦略論”について連載でお伝えしていきます。”戦略論”って言ってもつかみどころがありませんが、歴史や重大人物の去来について振り返ってみると、とても面白いことが分かります。まずは 『戦争論』からです。
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『戦争論』はヨーロッパにおける近代兵学の原点、不滅の兵学経典であり、その影響は広く世界の各国軍に及んでいるだけでなく政治・経済・文化の各方面に大きなインパクトを与えてきました。
『戦争論』は兵書であると同時にあまねく欧米人の思想の底流をなしており、グローバルに働く者はもちろん、欧米人の考え方を知ろうとする者にとっても必読の書です。
アメリカの経営学者 ピーター・F・ドラッカーの理論も、この『戦争論』に大きく影響されていたことは見逃せません。ドラッカーは次のように言っています。
◎ 企業発展のカギは不確実なものにある。
◎ 企業は危険性を負担し、その損失を回避するに足る利潤をあげることを考えよ。
◎ 決定には危険性と不確実性を伴う。従って決定のためには勇気を必要とする。
ところが今から180年も前の 『戦争論』には次のような主張が載っているのです。
◎ 戦争は推測の世界であり、データの4分の3までは不確実である。知性を持って真相を見通すとともに、勇気と自信をもって不確実性を克服しなくてはならない。
◎ 戦争では予想外の出来事が多い。情報が不確実の上、偶然が多く働くからである。洞察力と決断力が必要である。
◎ 知性を働かすには、その前に勇気の感情を喚起しておかねばならない。
◎ 戦争には危険・肉体的労苦・不確実性・偶然性という4つの困難がある。将師はこれに打ち勝たねばならない。
『戦争論』 は兵書であり、もともと経営や処世法などとは全然関係のないものですが、「不確実性」という言葉一つを取り上げてみても意外に共通性のあるのに驚きます。
しかし、考えてみればこれは当然のことで、経営も兵法も組織の効率的運用を目指すものであり、経営者も将師も組織を率いて勝負を争い、あるいは激動する情勢の中で困難を乗り切っていかねばならない重責を担っている点は同じです。
経営幹部が兵書から学ぶべきことや共感することは非常に多いはずです。
『戦争論』が、なぜこのように今日でもその光を失わない永遠の古典となっているのか。それは 『戦争論』が、単なる学問ではなく。。。 ここから先はメルマガ ”熱血日記” を購読してお楽しみ下さい。
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(つづく) 次回は【クラウゼウィッツの思考プロセス】です。
【 ジャズの名盤 Johnny Hartman 】 下記のYou Tubeで聞けます。
https://www.youtube.com/watch?v=z5K0wsdil_I
2016年05月15日
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