2013年07月15日

いじめられている君へ − 死にたくなったときにどうするか (14)

いじめられている君へ 

 「死なないで、逃げて逃げて!」
 劇作家・演出家 鴻上尚史
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 一日に約2千人の視聴者の皆さまに読んで頂いているこのブログは、単なるブログではなく、
 『 社会の公共財 』 として広く社会を活気づけ、ビジネスマン、学生さんにとって刺激や競争力の根源になる 『 無料のインフラ 』 にしようという目標があります。

 インターネットで語句検索されてこのブログにたどり着かれる方がたには、 ”自殺” や ”死” などの語句から検索してこのブログにたどり着かれるケースも増えています。

 学校でいじめられ、悩んでいる子供に聞いてほしいお話を紹介します。連載記事はカテゴリー欄からご覧になれます。

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 あなたが今、いじめられているのなら、今日、学校に行かなくてもいいのです。あなたに、まず、してほしいのは、学校から逃げることです。学校に行かない自分をせめる必要はありません。大人だって、会社がいやになったら、会社から逃げて転職しているのですから。

 次にあなたにしてほしいのは、絶対に死なないことです。

 そのために、自分がどんなにひどくいじめられているか、周りにアピールしましょう。思い切って 「遺書」 を書き、台所のテーブルにおいて、外出しましょう。学校に行かず、1日ぶらぶらして、大人に心配をかけましょう。そして、死にきれなかったと家に戻るのです。

 それでも、あなたの親があなたを無視するのなら、学校あてに送りましょう。あなたをいじめている人の名前と、あなたの名前を書いて送るのです。

 はずかしがることはありません。その学校から、ちゃんと逃げるために、「遺書」を送るのです。死んでも、安らぎはありません。死んでも、いじめたやつらは、絶対に反省しません。

 あなたは 「遺書」を書くことで、死なないで逃げるのです。だいじょうぶ。この世の中は、あなたが思うより、ずっと広いのですから。

 あなたが安心して生活できる場所が、絶対にあります。それは、小さな村か南の島かもしれませんが、きっとあります。僕は、南の島でなんとか生きのびた小学生を何人も見てきました。どうか、勇気をもって逃げて下さい。

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 鴻上尚史 − 1958年、愛媛県生まれ。大学在学中に劇団 「第三舞台」 を結成。ギャグを交えた 「身体と言語で遊戯する演劇」 で現代人の孤独な心を表現し、評価される。映画監督、エッセイストとしても知られる。現在は KOKAMI@network を主宰。


( 引用: 『 いじめられている君へ いじめている君へ 』 )

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